ファイターズ
2024/04/06 01:25

《岩本勉のガン流F論》驚きの采配 周囲を納得させた金村

■パ・リーグ1回戦 西武2ー3日本ハム(4月5日、エスコンフィールド北海道)

勝負強さが備わってきた新庄ファイターズ

 これまでとは明らかに違うファイターズの姿を見た。ことごとく1点差ゲームを落としていた去年までのチームはもうない。厳しい場面をしのぎきり、勝ちきれるようになったことは大きい。今井の出来、強力リリーフ陣の面々を見れば、0―2となった時点で分が悪かった。それでもよくぞ追い付いた。相手のミスもあったにせよ、勝負強さが備わってきた。

昨季までとの違い 相手バッテリーが嫌がる野球に終始

 何が違うのか。去年まではイケイケで打ちにいく攻撃を主としていた。今年は一転、開幕から、相手バッテリーが嫌がる野球に終始している。失敗に終わったが、十一回の水野のスリーバントにもうかがえる。あそこで決めていれば、西武に大きなプレッシャーを与えられた。また、去年までなら2ストライクになった時点で、ヒッティングに切り替えていた可能性もあるだろう。

緊急事態で見せた新庄監督の采配

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