《SHINJOの信条》層が厚くなった。一番うれしいところですよね
■パ・リーグ１回戦 西武２ー３日本ハム（４月５日、エスコンフィールド北海道）
―（自ら口を開き）
「お疲れです。はぁ～。よく追い付いて、逆転してくれましたよ。今のところのキーポイントは、北浦くん。ちょっと勝利の女神チックになってきているので、北浦くんに（延長十二回を）行ってもらって、勝利を持ってくるというイメージで。行って正解でしたね。最後、石井くんもね、よく出てくれて。（代走で出た）五十幡くんの盗塁警戒というとこで、加藤（豪）くんが３本打っていたので、ここはもう打たせようと。良かった」
―加藤豪を１番で起用した意図は
「フリーバッティングが今、このメンバーの中で一番良いので。そこですね。結果より、フリーバッティングの内容」
―４番がしっかり決めてくれた
「いや、満塁に強いですからね、グワチョ（マルティネス）は。なんかきょうは、負ける気がしなかったので、落ち着いてベンチで見ていられました」
―マルティネスは最低限の仕事を
「いやいや、すごい仕事ですよ、犠牲フライって。もうヒット３本より価値のある打席でしたね」
―田宮が好調
「ファーム時代の初ホームランが今井くん。だから、記憶には残っていたんじゃないですか。だから打席の中で、余裕を感じましたね」
―きょうも、下位打線から良い流れをつくった
「いや、これ逆になりますよ、また。今は下位がいいけど、今後は下位がもたついている時に上位が良くなって。それでバランス良くなっていって、日々重なってきて爆発する。ピッチャーが良いですしね」
―まだ序盤だが、こういう勝ち方ができることについては
「いや、別に不思議ではないです。キャンプ中からこういう勝ち方、追い付くというところはできていたので」
―去年は１点差負けが多かったが、粘りが出てきた
「去年なしで（笑）。去年と、その前の年は、もう成長する過程なので。今年、やってきたことを爆発させます」
―ベンチメンバーを含めて、総動員で勝利をつかんだ
「まあ、お互いでしょう。お互い」
―先発の伊藤はどうだったか
「全然、良いですよ。悔いが残ったのは（二回１死三塁の）佐藤くんの打席で、前進（守備）やったな…と思って。（投手が）今井くんだったから、ちょっと手こずるかなというところで、谷内コーチと話をしているところで、（判断が）遅かったという反省がある。次は思い切って、結果論じゃなくて先に動きます」
―金村が回またぎをしたことが勝利につながった
「もちろん、もちろん。きょうは２回投げてもらって。あしたね、休ませる方向で。投手が良いので、どの投手も投げたいと思う。その気持ちを大事にしたい」
―郡司も石井も打った。起用法に悩む
「これは層が厚くなったということで、一番うれしいところですよね」
―エスコン１周年ユニホームは
「林ヘッドコーチが上着を着ていると、寝間着にしか見えない（笑）。選手たちはかっこ良く見えましたね。勝つと、さらにね。背番号に角を付けてほしいと、いつも思う。７番にも土台を付けたりね。俺のこだわり。あしたテーピングで付けておこうかな（笑）。あとは活躍した選手に（話を）聞いてください」
