札幌大谷〝最弱世代〟が下剋上V U-21日本代表MF笹修大の母校【全国高校選手権北海道大会】
■全国高校サッカー選手権北海道大会 最終日(11月8日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽決勝 札幌大谷3-2旭川実業
2年ぶりの優勝を狙う札幌大谷は、夏の全道準決勝で2-3で延長負けした旭川実業と再び延長戦になったが、今度は逆に3-2でリベンジに成功。5度目の頂点に立った。80分では決着がつかず、2-2で迎えた延長後半5分、途中出場の千葉稜也(3年)が2試合連続決勝ゴールを決めた。アシストしたFW松田颯之介(3年)は、6日に同校から初めてU-21日本代表に選出されたJ1浦和のDF笹修大(20)の背番号「10」を受け継いでおり、1G2Aで3得点全てに絡む活躍を見せた。清水隆行監督(51)が就任5年間の〝最弱世代〟と呼んだ世代が、最後の最後にタイトルをつかみ取った。12月28日に開幕する本大会では、過去最高の8強入りを目指す。
夏の悔しさを冬に晴らした
夏に流した涙は、冬に歓喜に変わった。2-2で迎えた延長後半5分、右サイドでボールを持った松田の左足からのクロスは、相手ディフェンス2人を飛び越え、左サイドからゴール前に走り込む千葉の足下へ吸い付くような絶妙な位置へ。これを千葉がしっかりと決め、勝負は決した。松田は前半13分にコーナーキックから先制点をアシスト。同39分にはゴール前で、MF遠藤広洋(3年)からの浮き球のパスを冷静に右足でコントロールして、ゴールに流し込んだ。「(得点は)遠藤選手が(パスを)出してくれると信じて走っていた。いいボールが来たのでコントロールして、あとは流し込むだけでした。夏に負けて悔しい思いをしたので、今日はリベンジという意味で勝ててよかった」。勝者が入れ替わったのを除けば、延長になったのも3-2のスコアも、まるで夏の再現のようだった。
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