コンサドーレ
2024/03/23 19:00

札幌FW出間思努が2カ月ぶり実戦復帰 練習試合でアシスト 神戸戦でのJデビュー目指す

練習試合に出場したFW出間=撮影・工藤友揮

■3月23日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
▽練習試合(30分×3) 札幌3-4札幌大(0-2、1-1、2-1) 得点者 小林2、青木(札幌分のみ)

 北海道コンサドーレ札幌は23日、札幌大と練習試合を行い3本合計3-4で敗れた。右ハムストリングの肉離れで離脱していたFW出間思努(18)が、試合の3本目に約2カ月ぶり実戦復帰しアシストを記録するなど復活をアピール。30日のアウェー神戸戦(ノエスタ)でのJリーグデビューに向け弾みをつけた。

約2カ月ぶりに実戦復帰を果たしたFW出間(右)

 

複数がコンディション不良で出場回避

 複数の選手がコンディション不良のため出場を回避し、ここまでのリーグ戦4試合で主力としてプレーした選手と、出場機会に恵まれなかった選手との混成メンバーで練習試合に臨んだ札幌。札幌大のハードワークや身体を張った守備に苦しめられ、なかなか決定的なチャンスをつくり出せない。その一方でセットプレーやクリアミスから失点を重ね、2本目終了時点で2点ビハインドの、最近のチームに漂う嫌な雰囲気を払拭できないまま最後の30分を迎えた。

髙尾が初実戦、青木が復活アピール弾

 そんな空気を一変させたのが、今週から全体練習に合流し3本目のスタートから登場した3人の選手たちだ。キャンプ序盤での故障の影響で長く戦列を離れ、この試合が札幌での初実戦となったDF髙尾瑠(27)が、安定した守備と積極的に前線へ駆け上がる攻撃的な姿勢で存在感を強くアピール。同12分には試合前日に負ったケガで町田戦の出場を回避していたMF青木亮太(28)が1点差に追い上げるゴールをマーク。そして前線でのポストプレーから青木の得点をアシストしたのが出間だった。「(相手を)背負って粘って。あれは自分でも良いポストプレーだったと思います」。3人の投入で息を吹き返したチームは、結果的にはあと一歩及ばなかったものの、最後まで攻撃的な姿勢を持ち続け相手守備陣に脅威を与えた。

DF岡田(左)のパスに反応するFW出間(中央)

 

1月、川崎との練習試合で負傷離脱

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