プロゴルフ
2024/02/26 20:15

女子ゴルフ・吉本ここねが3年ぶりレギュラーツアー開幕戦出場 今年は悲願1勝とシード入り目指す

開幕戦の会場となる琉球ゴルフ俱楽部をバックに笑顔を見せる吉本ここね=本人提供

29日から沖縄で「ダイキンオーキッドレディス」

 2024年の国内女子プロゴルフツアーが2月29日から沖縄・琉球ゴルフ倶楽部で行われる「ダイキンオーキッドレディス」で、11月下旬の最終戦まで37試合の長丁場の火ぶたが切られる。道産子では北広島市出身の小祝さくら(25、ニトリ)らシード選手4人に加え、昨季の下部ツアーで1勝を挙げ、3年ぶりにレギュラーツアー前半戦の出場権を手にした札幌市出身の吉本ここね(24、不二サッシ)ら総勢6人がエントリーする。

昨年の最終QTで31位、前半戦の出場権得る

 シーズンインまで1週間を切った24日。吉本は一面雪に覆われた地元の練習場で最終調整し25日に沖縄入り。昨年12月1日まで行われた最終クオリファイトーナメント(QT)で31位に入り、開幕から16試合の出場権を手にした。今大会は21年以来2度目の出場だが、当時はコロナ禍で試合数が減ったため2020年と21年シーズンが統合。開幕戦としてはカウントされず、沖縄での開幕戦としては今回が〝初出場〟となる。確実にフェアウエーをヒットするドライバーショットが持ち味だが、飛距離も年々伸びており「第2打地点から見るコースの景色が変わってたり、成長を感じられれば。今季の目標はやっぱりレギュラーツアーで優勝することとシード権獲得。初戦は予選通過を最低目標にしたい」と、今季を占う開幕戦で幸先の良いスタートを目指す。

昨年6月の下部ツアーで初優勝

 昨年6月の下部ツアーで初優勝し、年間順位は11位でフィニッシュ。シーズン終了後に行われた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)年間表彰式に招待された。優勝者など限られた選手しか出席できない舞台で「ここに来れたんだって、うれしかったです。着物も着れたし。次はレギュラーで優勝して出席したい」と、今度は一段階上の立場で招待されることを夢見る。

母校・札幌光星で祝勝会したい

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