ゴルフ
史上2番目の大逆転で片岡尚之が国内三大大会初優勝 マスターズ&全英オープン出場権もゲット【男子ゴルフ・日本オープン選手権】

前日7打差の6位から大まくり
男子ゴルフの日本オープン選手権最終日は19日、栃木県日光CC(7238ヤード、パー70)で行われ、6位から出た片岡尚之(江別市出身)が68で回り、通算3アンダーの277で並んだ原敏之とのプレーオフを制して国内三大大会初優勝を果たした。賞金4200万円と5年シード、来年のマスターズ・トーナメントと全英オープン選手権の出場権を得た。(出場67選手=アマ4、曇り、気温17.4度、東南東の風3.2メートル、観衆2415人)
2021年5月以来のツアー2勝目
冷たい雨の中、最後のパーパットを沈めると片岡は天を仰いだ。2021年5月以来のツアー2勝目を最高の舞台で果たし「やっと勝てたという思いと、ここまで頑張ってきて良かったなという思い」と感慨に浸った。
6位とはいえ、首位清水と7打差でスタートし「優勝は意識しなかった」という。前後半で一つずつ伸ばし、しぶとく好機が訪れるのを待った。18番で6メートルほどのパーパットを沈めて希望をつなぎ「心臓ばくばく」だったという再び18番を使ったプレーオフは3打目をぴたりと寄せて原に重圧をかけた。
大会史上2番目の大逆転で国内三大大会覇者のタイトルだけでなく、来年のマスターズでプレーする権利を得た。「出場は本当に夢だった。しっかり準備したい」と思いを膨らませた。
