■Ｊ１第１節　札幌０－０福岡（２月２４日、福岡・ベスト電器スタジアム）

―試合を振り返って
　いよいよ開幕して、長い休みから第１節を迎えたわけだが、これだけインテンシティーの高い戦いになるとは予想していなかった。非常に両チームともよく走り球際を強く戦い、攻守の切り替えの早い非常にいいゲームだった。

　今日のゲームは我々札幌にとっては、決して良い状況で臨めた第１節ではなかった。なぜなら我々はキャンプ中に多くの選手がケガで離脱をして、今日のゲームに至るまでにハーフタイムあるいは９０分できていない中で公式戦に臨んだ選手がいたからである。それは、鈴木武蔵であったり、駒井、浅野、青木、そういう主力の選手たちがなかなかいい準備ができないまま今日のゲームを迎えた。そのことで私自身よく考えたのはどの様にゲームを戦うか。試合全体のバランスを考え、どういう風にゲームを組み立てていくのかを考えた。

　前半は、おそらく両チームとも非常にハードな戦いになるのではないかと予想していた。そういう中で相手が少し疲れてきた中で、（後半は）より攻撃的な選手を投入して得点を狙って、我々が最後に試合を持っていく意図の下に交代カードを切っていった。

　私も思ってたように、そういった選手たちが入ってから、コンビネーションあるいはチャンスをベターにできていたのではないかと思うし、得点に関してはなかなか決定機まではいかなかったがチャンスはつくれていた。その中のひとつでもゴールすることができれば我々が勝利できた、そういったゲームではあった。

　ただ０－０という今日の結果だが、今の我々の状況から考えればコレクトな結果だっていう風に思っているし、このアウェーの福岡でポイントを取って帰れたことは、今の状況で考えれば「よし」としなければいけない結果だと捉えている。