ファイターズ
2023/12/19 17:35

《ハム番24時》12月19日

 生田目が連日、鎌ケ谷で汗を流している。秋季キャンプでは紅白戦で力投を見せ、新庄監督から「生田目くん良かったですね。来年ちょっと先発で行けるように、調整してもらいたい。球のキレが良かった」とMVPに名前を挙げられた。

 しかし、28歳の5年目右腕に浮かれる素振りは全く見えない。むしろ、危機感をにじませている。「秋のキャンプで名前が出たから、良かったじゃんってなりますけど、今年は全く何もしていないですからね。紅白戦でも、納得がいくボールがあったかと言われれば、ないし、逆球も多かったので、まさかMVPとは思わなかった。現状に満足しないで、僕みたいなのは変化していかないとダメ」。現在はひたすら、ウエートトレーニングで体をいじめているという。

 今オフは、ほぼ無休だ。「ウエートをめちゃくちゃやりながら、肩も休めないように、毎日、投げるようにはしています。(投げる間隔を)空けちゃうと、ウエートで鍛えられない投げる筋肉が落ちちゃう。そうすると、肩が痛くなったり肘が痛くなったりする。できる限り無休で、来られるときは絶対に(鎌ケ谷に)来ようと思っています」と力を込めた。

 来年、結果を残せなかったら、クビになると覚悟している。「自分にプレッシャーをかけて、何とか1年間ローテを回りたい」。背水の陣で挑む、生田目の野球人生を懸けた1年に、要注目だ。

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