冬季スポーツ
2023/11/12 21:40

男子500メートル 今度は森重が優勝! 0秒05差でリベンジ果たす【スピードスケートW杯】

表彰台の中央に立ち、リベンジVを果たした森重。左は2位の新濱(撮影・金本綾子)

■スピードスケートワールドカップ帯広大会 最終日(11月12日、明治北海道十勝オーバル)
▽男子500メートル

10日の500メートルVの新濱とデッドヒート

 リベンジを果たした―。森重航(23、オカモトグループ)が、34秒64で今季初優勝を果たした。10日の500メートルでは新濱立也(27、高崎健康福祉大職)に0秒17差及ばず2位だったが、この日は0秒05差で競り勝った。最後は追われる展開となったが「落ち着いてレースできたのが、勝ち切れた要因」と最後まで粘り、新濱を抑えた。自国開催で2位、1位の好スタート。目標に掲げる2月の世界距離別選手権に向けて、さらに状態を上げていく。

男子500メートル優勝の森重の滑り

 

最後の100メートルは「足、動け!」

 最終10組、新濱との激しいデッドヒートを制すると、笑顔が弾けた。「地元のW杯は一つの目標にしていた。こういう結果を届けられたので、良かったです」と笑顔を見せた。追われた最後の100メートルは「足、動け!」という強い気持ちで逃げ切った。「新濱選手は最後の100メートルでスピードに乗せていける。最初の100メートルも速い。そこを分析しながらレースを組み立てた」とプランを構築し、勝利につなげた。

北京五輪銅メダリストのプライド

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