高校野球
2023/10/19 13:35

【プレーバック】秋季全道高校野球大会1回戦 札幌国際情報6-5白樺学園(10月19日、札幌ドーム)

サヨナラのホームを踏み、ガッツポーズを見せる札幌国際情報の今村投手(右)

札幌国際情報が5点差逆転、劇的サヨナラ勝利

 鮮やかな逆転勝利で札幌国際情報が1回戦を突破した。1-5で迎えた終盤七回だった。連打と相手失策で無死満塁の好機を作ると、2番・廣川優作外野手(2年)の左翼線二塁打で2点差に詰め寄った。その後も内野ゴロと5番・生野凌佑外野手(2年)の左前適時打で一気に試合を振り出しに戻した。

 決着は九回に訪れた。3四死球などで1死満塁の絶好機をつくり、2番手で力投を続けていた藤原健伍投手(2年)に打席が巡ってきた。カウント1-2からの4球目をきっちり中堅右へ運び、サヨナラ犠飛。最大5点差をひっくり返す劇的勝利となり、藤原は「仲間が5点差を追いついてくれた。ホームに還れるように遠くに飛ばそうと思っていた。思ったよりも伸びてくれた」と笑顔で振り返った。

白樺学園の2番手・半澤が4失点

 白樺学園は宮坂拓実投手(2年)と半澤理玖投手(2年)の2枚看板で挑んだが、2番手の半澤が1イニング持たずに⅔で4失点(自責3)と札幌国際情報打線の勢いを止めることができなかった。


■サヨナラ発進となった札幌国際情報の有倉雅史監督(56)
「僕のミスを選手が取り戻してくれた。よく頑張りました。すごかったです。継投のタイミングなど、僕が動いて流れが悪くなっていた。本当に同点に追いついた七回は集中していた」

■先発して六回途中に降板し、七回に再登板した白樺学園の宮坂拓実投手(2年)
「エースとしての責任感がない投球で、チームに勢いを付けられなかった。来年の春、夏に向けて、守備も攻撃もメンタルもしっかりやっていかなければいけない」

 

あわせて読みたい