プロゴルフ
2023/08/24 17:35

南幌町出身・内田ことこが暫定5位タイで初日スタートダッシュ 地元ソウルフードで猛チャージ【女子ゴルフ・ニトリレディス】

後半スタートの10番ホールでティーショットを打つ内田(撮影・西川薫)

■ニトリレディス
▽予選ラウンド第1日(8月24日、小樽カントリー俱楽部、6695ヤード、パー72)

前半で4連続含む6バーディー

 南幌町出身の内田ことこ(20、加賀電子)が前半で4連続バーディーなど、計7つのバーディーを奪い68をマーク。雷雨によるサスペンデッドとなって暫定ではあるが、首位と2打差の5位タイにつけた。前週のCATレディス最終日にも5連続バーディーを奪っており好調をキープしている。地元でのツアー初優勝に向かって、幸先の良いスタートを切った。

大会前に「なんぽろジンギスカン」で英気養う

 内田が前半4アンダーと猛チャージで暫定首位ターン。後半もイーブンパーにまとめ、プロアマ12人の北海道勢をけん引した。今週から2週連続で地元開催。内田も「リラックスできる」と、実家から車で会場に通う。大会前には「地元のものしか食べない」と絶賛する「なんぽろジンギスカン」で英気を養った。去年は大会が行われる週の月曜日に発熱。検査したところコロナ陽性で「悔しいですけどしょうがない」と欠場した。今年は予選落ちしたルーキーイヤーの2021年以来、2度目の挑戦で成長した姿を証明する。
 

南幌町出身の内田は前半組でスタートし、4番から4連続バーディなど先週からの好調をキープ。地元でのツアー初優勝へ幸先の良いスタートを切った

 

今年のコースは「攻めていけるから、私はやりやすい」

 北海道は異例の35日連続真夏日。その影響で国内屈指の難コースも、例年に比べて難易度は減少した。グリーン上でボールが転がりにくく、ショットも止まりやすくなった。「パターとかも、すごい傾斜の強いところとかは、どうしようもならないっていうのがあるけど、この速さならなんとか2パットでいけたりできる。その辺は結構、攻めていけるから、私はやりやすい」と、序盤から積極的にピンを狙っていった。

2番で池ポチャダボも挽回

 1番パー4でバーディースタートすると、2番パー4では、ティーショットを池に入れ、第3打もグリーン右手前の池に入れてダブルボギー。それでも「1番がバーディーで、すごい調子的にも良かったので、まあバーディー取れるかなと。そんなに何か引きずる感じではなかったです」。コメント通り、4番から4連続、さらに9番パー5でもバーディー。ハーフでのプロ入り後最多となる6個のバーディーをゲットした。
 

前半最終の9番パー5でバーディーパットを決める内田

 

「ドライバーを修正したら上位もいける」

 持ち味のドライバーショットは251.61ヤードで、ランキング12位と上位。常に同伴者を大きく置いていく飛距離は大きなアドバンテージだ。飛距離と引き換えに突如曲がってしまうリスクも隣り合わせだが、それも織り込み済み。この日も、何度か林に打ち込むシーンがあったが「ドライバーを修正して、明日は今日よりもたくさんフェアウェイにいってバーディーチャンスをいっぱいつくったら、上位もいけると思う。優勝を目指して頑張ります」。ハイスコアが予想される今年の小樽で、2日目以降もバーディーラッシュを展開する。

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