高校野球
2023/07/22 19:30

【プレーバック】全国高校野球選手権北北海道大会準決勝 クラーク7-5白樺学園※延長十回タイブレーク(7月22日、エスコンフィールド北海道)

熱戦を制し、ガッツポーズするクラークの新岡投手

クラーク新岡172球、白樺西村164球、熱投はタイブレークで決着

 決勝進出を懸けた一戦はタイブレークに及ぶ激闘となった。序盤から一歩も譲らない展開となった。二回、クラークの6番・高木馴平二塁手(3年)の右前適時打で先制するも、白樺学園もすぐさま反撃に転じた。三回3連打を浴びせるなど、逆転に成功し、四回にも2番・藤原悠楽二塁手(ゆら、2年)の適時内野安打で3-1とした。

 昨秋の全道王者・クラークも五、六回に1得点ずつを挙げて同点とした。終盤3イニングは互いに好機を作りながらも、クラークの新岡歩輝主将(3年)、白樺学園の西村昴浩投手(3年)の両先発が要所を締める投球を見せ、試合は延長戦に突入した。

 タイブレークとなった延長十回、クラークは相手のミスに乗じて一挙4得点を挙げた。裏の白樺学園の攻撃を2点に抑えて逃げ切った。新岡は172球、西村は164球とエースは最後までマウンドを譲らなかった。


■延長十回を投げ切り、勝利したクラークの新岡歩輝主将(3年)
「明日(23日)はいい形で入れる。ピッチングもバッティングも冷静にしていきたい。(旭川明成の)千葉投手との投げ合いに負けないようにしたい」
 

■自己最速の149キロをマークしたが、7失点(自責3)を喫した白樺学園の西村昴浩投手(3年)
「甘く入ったところを打ってくるのはさすがだった。貴重な経験をさせてもらった。(今後は)まだ何も考えていない」
 

力投する白樺・西村投手

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