プロゴルフ
2023/07/09 20:00

道産子・菊地絵理香はホステスVにあと一歩届かず【女子ゴルフ・ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ】

ホステスプロの菊地は終盤に追い上げ2位タイでフィニッシュ(撮影・西川薫)

■ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ最終日
▽決勝ラウンド最終日(7月9日、札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース、6611ヤード、パー72)

 ホステスプロとして挑んだ苫小牧市出身の菊地絵理香(34、ミネベアミツミ)は、終盤に追い上げ2位タイでフィニッシュ。22年の大東建託・いい部屋ネットレディスに続く2年連続の地元Vは逃した。

後半10番から連続バーディーで追い上げも

 首位の小祝さくら(25、ニトリ)と4差でスタート。出だしの1番パー4で2打目をバンカーに入れボギー発進と出遅れた。後半10番から連続バーディーなど3つスコアを伸ばしたが捕まえきれなかった。

決勝ラウンドは身体の痛みとも闘う

 初日から2日続けて首位を走った。「初日、2日目はいい感じで振れていたけど、昨日(8日)から身体が痛くて振りづらいなと。きょうは前半もそうで仕方ないと思っていたのでうまくスコアをメ-クして、後半チャンスが来るのを我慢しながらやっていたら後半3つ伸ばせて、そこは成長したと思います」。敗れはしたが最後まで道産子トリオの最終組を盛りあげた。

22年8月からミネベアミツミ所属

 22年8月に所属が決まった。「ミネベアミツミの方は本当に優しい感じでプレッシャーをかけてこないですし、会長も朝ギリギリスタートに間に合ってくれて。優しく見守ってくれたので、そこに甘えてのびのびやらせていただきました。ごあいさつさせていただいた時には思いのほか喜んでくださったので心残りではあります。またチャンスがあれば狙いたい」。

手応えつかんだ道内初戦

 ホステスVは逃したが、今季最上位でのフィニッシュ。後半戦に向け「ちょっとずつ良くなってきている部分はある。まだ優勝争いの時にリズムが悪くなるというか、決め打ちというかスパッと決められない部分もあって、迷いがなくなればもっと楽しくできるのかな。そのためには優勝争いをもっとしたいです」。ツアー6勝目へ確かな手応えをつかんだ道内初戦だった。

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