北翔大から初のSVリーガー誕生 道内NO.1MB松下彪雅がヴォレアス北海道入り
北翔大から初のSVリーガーとしてヴォレアス北海道への加入が決まった長身MBの松下=撮影・西川薫
大学から本格的に競技始めてプロへ
SVリーグのヴォレアス北海道に北翔大の198センチのミドルブロッカー(MB)松下彪雅(ひゅうが、22)が入団する。同大からSVリーグのクラブへの加入は初。札幌英藍高で野球からバレーボールに転向したが、コロナ禍などで本格的に始めたのは北翔大進学後。当初は大学で競技を辞めるつもりで、道外の一般企業など8社の内定を受けていたが、プロで勝負することを決断した。
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まずは土台を築きたい
いまも身長が伸び続けている道産子MBが、昨年12月21日の天皇杯準優勝で一躍全国区として注目を浴びる日本最北SVクラブの一員になった。「選手もそうなんですけど良い指導者がいるのも、この結果に表れていると思う。その方たちに教われるのは非常に光栄なこと。バレー歴は3、4年ぐらいしかないので、先輩にいろいろ聞いて、コーチ陣に教わって、まずは活躍するための土台をしっかり1年目で築きたい。将来はヴォレアス北海道不動のスタメンとして活躍していけたら」と意気込んだ。
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最初は気軽な気持ちで部活に入部 人生が変わったのは…
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今季のヴォレアスの中では日本人最長身だ。今年の道大学秋季リーグで2年連続のブロック賞を受賞。今年に入ってクラブから注目される存在になった。「声がかかったことに対して、自分自身、驚きだった」。中学までは野球少年だったが、札幌英藍では野球部に入った2人の兄と違い「僕は高校では野球をやるつもりはなくて。でもスポーツは大好きなので、何かスポーツに携わっていきたいし、体を動かすことが好きなので何か部活に入りたい、と考えた時に、親友がバレーボールをしないかと誘ってくれて。高校生の時ぐらい部活をやってみるか、と思って」と、気軽な動機でバレー部に入部した。
高校入学時にすでに身長は193センチ。しかし、1年時の冬に新型コロナが猛威をふるい、部活動は制限がかかった。「大会はなくなってなかったけど、1勝もできるチームじゃなかったので。3年生の地区予選で負けているので、もう5月くらいに引退した」。その将来性に注目した北翔大就任13年目の南部展生監督(51)にスカウトされ、人生は変わった。

ヴォレアスからのオファーで葛藤
当初は「本気でやるバレーはもうここ(北翔大)で終わりかな」と、精力的に就職活動にも取り組み、道外の一般企業など8社から内定をもらっていた。ヴォレアスから話をもらって悩み、両親ともじっくり話し合った。「プロスポーツを続けるというのは、よっぽどの覚悟がないとできないと思う。バレーボールを続けたくても続けられない人が世の中にたくさんいる中で、そのチャンスを与えてもらったからには」と、9月中旬には内定していた企業に断りの連絡を入れた。
誰かの希望になれるかもしれない
雑草魂を胸に抱く。全国大会とは無縁な公立高校から道内の大学を経てプロに転向するのは珍しいケース。インカレでは全国の同世代と対戦して、レベルの差を痛感した。「いろんな合宿に参加させてもらったこともあったけど、小学校とか幼稚園からとか、親がとか、バレーに触れている環境が長い人たちばっかりだった。エリートコースを歩んできた人たちが多い中で、ここ(大学)から始めた自分が、少しでも人のためにとか、誰かの希望になれるかもしれない、というのはうれしいし、それは今後の僕の出来次第。挑戦することに対して勇気を与えられる人になりたい」。自ら原石を磨き抜き、国内最高峰の舞台で光り輝く存在に成長するつもりだ。
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