畔柳亨丞 クリスマス返上でブルペン入り 「試合より緊張した」〝宮西会〟での収穫は
クリスマス返上で鎌ケ谷で練習する畔柳=撮影・近藤裕介
鎌ケ谷で新球シュートなど約25球
日本ハムの畔柳亨丞投手(22)が25日、鎌ヶ谷で練習を行い、クリスマス返上でブルペン入りした。習得を目指している新球シュートなど、変化球も交えて約25球を投じた。「球数を抑えて、そんなにスピードは出さずに。フォームのバランスを考えて。シュート、フォークの練習をやっています」。本格的な投球練習を控える選手も多い時期だが、右腕はあえて、オフも投げ続けることを選択した。
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最低でもキャンプまでに10回

投げて投げて、体に覚え込ませるのが畔柳流だ。シーズン終了後も4勤1休程度のペースで練習を続け、1クールに1回はブルペン投球を行っている。
「12月はそんなに投げなくてもいいと思うんですけど、僕の場合はある程度、投げておかないといけないと思う。新しい変化球を覚えるとなると、ブルペンに入って何球で覚えられるかなと考えたとき、最低でもキャンプ前までに10回ぐらいは入っておかないと、試合で使えそうにない。いろいろ試しながら投げています。そういうこともあって、ブルペンに入る回数をちょっと多くしてやっています」
来季勝負所の照準は開幕ではなく…
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競争が激しい投手陣の1軍枠を勝ち取るため、照準は開幕ではなく2月1日のキャンプインに合わせている。「今は、ただたんにブルペンに入っているわけではなく、目的があってやっています。ポジションが決まっている人であれば、キャンプ中も試行錯誤しながらやればいいと思うんですけど、僕は紅白戦でアピールしないといけない立場なので。ある程度、シュートをものにできる球種にしておかないと、いいアピールにつながらないと思う。そう考えたときに、何回(ブルペンに)入ればいいか、逆算しながらやっています」と勝負所を見据えた。
現状に満足したら置いていかれる
今季は9月13日に1軍昇格し、CSでの登板も経験した。必然的に目指す基準が上がり、収穫の多い1年だった。「1軍はレベルが高いですし、ファイターズの中継ぎ陣を見ても、いいピッチャーが多い。現状に満足していては置いていかれるというイメージがある。高め合って、向上心がなくならないようないい環境です。そういう選手たちに負けないようにするには、体づくりの面もそうなんですけど、技術的なところが僕はまだ足りていない」。課題を把握し、ライバルに勝つために必要なことを理解した。
宮西、杉浦らとの食事会に参加
シーズン終盤には、モチベーションが高まる出来事があった。18学年先輩の宮西に誘われ、杉浦らとの食事会に参加した。「『きょう行くんだけど、メシ行くか』と声をかけていただいて、ぜひお願いしますという感じで。すごい年が離れている人たちでしたし、試合より緊張しました(笑)。こんな機会はめったにないので、いろいろ聞いて勉強しようと思って行きました。皆さん、すごく優しかったです」。

「運が大きい」
百戦錬磨の投手たちから話を聞き、活躍のヒントを得た。中でも特に、宮西の口から出た「運」という言葉が印象に残った。「宮西さんに、なんでこんなに活躍できているのか、と聞いたときに、『運が大きい』と言っていたんです。実力もそうですけど、運って大事なんだと」。
当然、運だけで900試合も登板できるはずがない。畔柳は「運をつくるのも自分の行動、日々の生活の仕方、練習態度とかいろいろある。なるべく、運を落とさないように(行動しないといけない)」と解釈した。
活躍している選手は集中して練習
「宮西さんも去年、ファームでやる機会が多くて。そのときに練習を見ていたんですけど、若い選手よりも人一倍走ったりしていた。やっぱり活躍している選手は、練習をしっかり集中してやられているなと見ていて感じました。なので、宮さん以上にやらないとダメだと、やる気にさせられました。いろいろ見ていて学ぶことは多かったですね」
約1カ月後には、春季キャンプがスタートする。勝負のプロ5年目は開幕1軍入りに狙いを定め「もちろん、そこを目指さないとダメだと思う」と気合十分だ。〝宮西会〟での学びを生かし、2026年を最高の年にしてみせる。

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