■練習試合　サムスン３ー７日本ハム（１６日、沖縄・国頭かいぎんスタジアム）

２軍練習試合に出場　「７番・中堅」で先発

　日本ハムの今川優馬外野手（２６）が１６日、沖縄・国頭で行われた韓国・サムスンとの２軍練習試合に「７番・中堅」で先発し、５打数４安打の固め打ちでレギュラー獲りをアピールした。「自分でも振れているなと思います。状態も良い」と好感触だ。

　春季キャンプはスタートから１軍メンバーだが、現状は松本剛ら〝レギュラー組〟に後れを取っている。１軍戦では打席に立つ機会が限られるが、この日は２軍戦で５打席をもらい「本当にありがたい。僕としてはすごくチャンス。せっかくいただいたチャンスをものにできるように、きのう（１５日）の休みから準備して臨めました」と充実感をにじませた。

課題も明白　開幕に照準「焦らずコツコツ結果を出す」

　多く打席に立つことで課題も見えた。この日は４安打全てが左前打。「角度が上がらないですね。気持ちよくはないです。もう少しセンター方向に強い打球を打てれば。ちょっとの誤差ですけど、ピッチャーのレベルが上がってくると一発で仕留めないといけない。これからですね」と修正を誓った。

　開幕まで残り約１カ月半。「短いようでまだまだ長いので、焦らずコツコツ結果を出せれば、道が開けると思う。周りと比べて、いつもちょっと失速してしまう自分がいる。周りの外野手もすごい結果を出していますけど、自分の持ち味を発揮するだけ」。勝負する相手はチームメートより自分自身。己との戦いに勝ち、存在価値を証明してみせる。