ファイターズ
2023/01/25 18:40

今川 不惑の大砲を偲ぶ 「門田さんのように本塁打を量産できる選手に」 

先乗り合同自主トレに参加している今川。充実のトレーニングに表情も明るい(撮影・宮西雄太郎)

先乗り合同自主トレに参加 憧れの大打者の訃報に「ショックです」

 日本ハムの今川優馬外野手が25日、沖縄・名護で行われている先乗り合同自主トレに参加。精力的に汗を流した。この日は26歳の誕生日。キャンプ地で節目の日を迎え「自分は結果を残せば試合に出られるし、残せなければ出られない。クビがかかる年齢になってきた実感はある。覚悟を持って臨む1年だと思う」と、プロ3年目の今季に懸ける、並々ならぬ決意を口にした。

 大打者の背中を追いかけ、レギュラー奪取を目指す。前日24日、プロ野球を代表するスラッガーとして南海などで活躍した門田博光氏が死去したと発表された。報道から一夜明けたこの日、今川は「僕も門田さんの打撃に影響を受け、憧れた一人。ショックです。40歳でホームラン王はすごい。打てれば、そこまで(現役を)できるんだと思わせてくれた偉大な選手」と訃報を受け、故人への思いを言葉にした。

過去の映像を何度もチェック 豪快なスイングは理想型

 本塁打王に3度、打点王に2度輝いた門田氏の現役時代は、今川の生まれる前のこと。それでも「不惑の大砲」と呼ばれた強打者から、ホームランの美学と力学を学んだ。大学時代にはYouTubeなどで過去の映像を探し、170センチの小柄な体をフルに使った豪快なスイングを何度も見返してきた。

 「背が小さくて似たようなところがあると思い、スイングを参考にした。ヘッドの走らせ方、タイミングの取り方…。小さくても飛ばせるのは絶対に理由がある。僕も門田さんのように本塁打を量産できる選手になりたい」。往年の名選手に自らの姿を重ね、これからも一発のロマンを追い求め続ける。

肉体強化でベンチプレス150キロ レギュラーへ「奪い取るしかない」

 アーチ量産の下地は整った。今オフは食事管理を徹底し、キャンプインを目前に体重は90キロ台に突入。肉体は昨季に比べて一回りも二回りも、たくましさを増した。自然と出力は高まり、「この前、山口アタル君がベンチプレスで147キロを上げていましたけど、僕は150キロを上げられるようになった。僕より上げる人はあまり見たことがない。継続は力なり、ですね」と白い歯を見せた。

 自慢のパワーを武器に外野のポジション奪取に挑む。昨季、首位打者を獲得した松本剛を除き、争いは横一線。浅間や万波、ルーキーの矢沢などライバルは多いが、定位置を譲るつもりはない。「1年間通してレギュラーで出たい。周りを気にしている余裕なんてない。去年は結果を残せなかったので、奪い取るしかないと思っている」。執念あふれる一振りで、美しい放物線を描き出す。

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