アマスポーツ
2023/01/12 18:05

東京五輪銀の町田先輩に続け 女子バスケ大型ガードの森岡ほのか(札幌山の手高)

ウインターカップ女子決勝の京都精華学園戦で札幌山の手の森岡ほのか(右)がシュートを決める(2022年12月、東京体育館)

ウインターカップ準Vけん引 得点・アシストは大会トップ

 昨年12月のバスケットボールの全国高校選手権女子で、ひときわ存在感を放った選手がいる。札幌山の手(北海道)をノーシードから準優勝に導いた174センチの大型ポイントガード、森岡ほのかだ。

 今大会累計で165得点、38アシストはいずれもトップ。18歳のホープは、同じ高校出身で、東京五輪で銀メダルに輝いた代表の司令塔、町田瑠唯(富士通)の背中を追い「日本を代表する選手になり、もっと高い舞台を目指したい」と一層の飛躍を期している。

 高校選手権では持ち味である攻撃面の魅力を存分に発揮した。三田松聖(兵庫)との1回戦で3点シュート9本を決めて41点を稼げば、済美(愛媛)との2回戦では22得点に11アシストもマーク。京都精華学園との決勝では敗れたものの、内外と多彩な攻めで31得点し意地を見せた。

「もっと高い舞台目指したい」今後はWリーグ・日立ハイテクへ

 北海道出身で、町田への憧れもあり、札幌山の手に進んだ。長年チームを率いる上島正光監督は町田と比べ「視野の広さは変わらない。得点力は数段上」と評価。「一番求められるのはスピード。それがあれば、かなりのポイントガードになる」とさらなる成長に期待を寄せる。

 高校での鍛錬で、プレーの幅がぐんと広がり「バスケットをするのが楽しくなった」という3年生は、今後はWリーグの日立ハイテクで上のレベルに挑む。年代別日本代表も経験している逸材は「(町田に)少しでも近づけるように頑張っていきたい」と精進するつもりだ。

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