アマスポーツ
2022/11/10 23:25

11日から高校バスケ「ウインターカップ」道予選 初出場・北星大付女子が総力戦で全道1勝目指す

北星大付のゲーム担当キャプテンの松尾(前列右から4人目)とチーム担当の平田(同5人目)がけん引して旋風を巻き起こす

平均身長161.1センチ 小柄な少数精鋭集団

 全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)の道予選が11日から室蘭市などで開催される。女子で初出場となる北星大付は1回戦で遺愛と対戦。平均身長161.1センチの小兵チームながら、Wキャプテンを中心とした全員バスケで旋風を巻き起こす。

 最長身が166センチ。部員はマネジャー2人を除くと登録人数と同じ15人と小柄な少数精鋭集団だ。今季就任した鈴木諒ヘッドコーチ(37)が、小さくても勝つためのアイデアや戦術を植え付けてきた。

 「コンセプトは『フルタイムオールコート』です」と鈴木HC。オールコートでゾーンディフェンスをしかけ続けながらマンツーマンを織り交ぜ、相手の混乱を狙う。攻撃は速攻が中心で、得点の約4割を占める3点シュートで得点を重ねていく。豊富な運動量を要するため、15人全員が出場し、ローテーションする総力戦だ。

Wキャプテンでチームけん引

 中心は1、2年生の新チームから取り入れたWキャプテン。チーム担当の平田早穂(2年)と、ゲーム担当の松尾花(2年)だ。平田は「お互いの負担は減るし、私はゲームに専念できる」。松尾は「普段は早穂がまとめてくれて、ゲームではいつもと同じように引っ張れる」と効果を話す。

 1回戦の遺愛に勝てば姉妹校で実績上位の北星女と対戦の可能性もある。「チャレンジャーなので1勝を目標にして、北星女を越えたい」と平田。全道初勝利という新たな歴史を刻むつもりだ。

あわせて読みたい