アマスポーツ
2022/11/03 22:35

コンサ男子バドミントンがS/Jリーグ初参戦 山沢・本田の黄金ペアで開幕戦ジャイキリ狙う

リーグ4強を目指すコンサドーレ。山沢(手前)は、本田との黄金ペアでチームに勢いをつける

 創部6年目の北海道コンサドーレ札幌の男子バドミントンチームが、5日に開幕する国内最高峰のS/Jリーグに初参戦する。対戦相手は6月の全日本実業団を制したBIPROGY(旧・日本ユニシス)。昨季、S/JリーグⅡのMVPに輝き、初優勝&初昇格に貢献したエース・山沢直貴(24)と本田大樹(23)のダブルス1が、ジャイアントキリングで初陣初勝利に貢献する。

5日開幕 相手は全日本実業団V

 法大1年時に日本B代表入りした山沢が、赤黒のユニホームを身に纏い、チームの先陣に立つ。相手は現役日本代表が揃う強敵だが「非常にワクワクしている。早く試合がしたい。チームとしてはトップ4トーナメント進出、僕自身は出た試合は全部勝つ」と強気で立ち向かう。

 黄金コンビだ。山沢と〝相棒〟の本田は、桃田賢斗(28)らを輩出した福島・富岡高出身。猪苗代中3年冬にダブルスを組み、高3のインターハイでダブルス3位、山沢はシングルスを制した。「僕は右利きで本田は左利き。フォアとフォアでどんどん攻めて相手を引かせて二人で詰めていく」。昨季はリーグ戦7試合で1セットも落とさない完全勝利で山沢がMVPに輝いた。

大学時代けがで引退決意も北海道でコンビ復活

 再び日の丸を目指す。大学時代は両膝を痛め結果を残せず、4年秋に一度は競技引退を決意。そこにコンサドーレに内定していた本田から「またダブルスを組もう」と誘われ、北の大地でコンビ復活。山沢は「結果を残せば絶対にチャンスはある」と〝北海道とともに世界へ〟をバドミントンで体現する。

 大阪出身で小学校3年まではサッカーがメイン。「だから小野伸二さんが入った時は、むっちゃ興奮しました」。10月29日のJ1広島戦もネットで観戦。「底力、闘争心、執念を肌で感じた。今度は僕たちの出番。失うものは何もない。とにかく向かっていくだけ」。4戦目の27日にはホーム初開催が待っている。3戦全勝で帰ってくる。


渡辺新主将「行動で示していきたい」

 加入3年目の渡辺俊和(25)が新主将に就任した。小学校から大学まで主将を歴任。「これまでの経験を生かして背中や行動で示していきたい」と、強いキャプテンシーでチームをけん引する。

 昨年4月に右膝半月板を手術。11月のリーグ開幕戦のシングルスに強行出場したが痛みが再発し、以降は治療に専念した。「今は誰が出てもおかしくない。チーム内競争もあって、良い緊張感が出てきた。サッカーのように試合を見て元気をもらったと思ってもらえるチームが理想」と、話した。

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