ファイターズ
育成1位・福島が3回0封 体重7キロ増量で球速6キロ上がった フェニックスL

■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム3-5広島(12日、天福)
日本ハムの育成1位ルーキー・福島蓮投手(19)が12日、広島戦に先発し、3回を1安打無失点に抑えた。190センチの長身右腕は、プロ入りから10カ月で7キロほどの増量に成功し、最速も6キロ更新。秋の宮崎でも大器の片鱗を見せた。
進化した直球で5奪三振「感覚的にも指に掛かっていた」
背番号121の福島が林、中村奨ら1軍経験者を含む広島打線を力でねじ伏せた。この日の最速は147キロだったが、芯で捉えられることは一度もなかった。三振も5つ奪い「感覚的にも指に掛かっていた。空振りもファウルも取れていたので良かった」と充実感をにじませた。
八戸西高出身。細身でプロ入り前の体重は60キロ台半ばだった。日本ハム入団後はトレーニングと並行し、ご飯600グラムを夕食ごとに摂取。73キロまで増やした。これに伴い、144キロだった最速は150キロに到達した。
まだ高卒1年目。プロの生活に慣れてきて「コーチにも新人だから、甘やかしてもらっていたと思う。これからは自分でできるようにしないと」と自覚も芽生えてきた。目標は3年目の支配下入り。はやる気持ちを抑えながら、コツコツと下積みを重ねる。