チームトップ5ゴール青木が残留決める! 札幌7年連続J1へ8日ホーム福岡戦

■7日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は8日、札幌ドームで福岡と対戦する。現在、勝ち点38で11位。今節に勝利すれば、2017年の昇格以来、7年連続のJ1が決まる。引き分けでも、他会場のG大阪と磐田が共に引き分け以下なら残留となる。前節、プロ入り後、初めてボランチでプレーしたMF青木亮太(26)は、現在チームトップの5得点。1カ月ぶりのゴールでJ1残留の祝砲を打ち上げ、サポーターと喜びを分かちあう。
札幌ドームで決め「サポーター安心させたい」
青木がJ1残留弾を決める。今節を逃すと、次のホームゲームは、11月5日の最終節。それだけに、札幌ドームで、そして多くのサポーターの前で残留を決めたいところだ。
この日のミニゲームではボランチとシャドーに入った青木。「どこでやるか分からないけど、優勢で試合を進められるように、その時の流れを読みながらプレーしたい。その中でも得点に絡んでいきたい」。札幌は現在、ホーム3連勝中。皮切りは9月2日(札幌ドーム)のC大阪戦、青木のV弾だった。きょうも、豪快なシュートを福岡ゴールに叩き込む思いでもいる。
川崎戦で逆転勝利を収めた前節(1日、札幌厚別公園競技場)では、FWで先発後、前半25分にMF荒野の負傷退場により、急きょ左のボランチに入り、MF駒井とコンビを組んだ。「札幌のサッカー的にはやりにくさはなかった。相手がマンツー気味でこなければ、フリーになりやすい。ボランチの方がボールをもらって前を向きやすい。駒井選手もうまくやってくれたのでスゴイ助かった」と、得意のドリブルを行かせるポジションで新境地を切り開いた。
キャリアハイにも満足せず「前線の選手は意識していかないと」
移籍1年目の昨季は4ゴール。今季、J1ではキャリアハイとなる5ゴール達成にも満足はしていない。「チームで1人も2桁(得点)にいっていない。前線の選手は意識していかないといけない」と、鋭い嗅覚でゴール前に顔を出す。
今季は残留争いに巻き込まれそうになるなど、精神的にもタフな戦いが続いた。「やっぱり早く残留を決めて、いままで苦しい、悔しい思いをしてきたサポーターを安心させてあげたい」。なんとしても、福岡戦で勝ち点3をもぎ取り、自力で残留を勝ち取ってみせる。