アマ野球
2022/09/18 23:55

北発寒ファイヤーズが初出場V 二回に打者12人の猛攻で一挙8得点 太陽杯少年野球

初出場初優勝を果たして喜びに沸く北発寒ファイヤーズナイン

▽太陽グループ杯争奪全道少年軟式野球選抜大会(18日、太陽グループ少年野球場)

 準決勝 中標津ホルスタイン野球少年団2-0紋別オホーツクイーグルス
 準決勝 北発寒ファイヤーズ4-3深川一已バトルス
 決 勝 北発寒ファイヤーズ12-0中標津ホルスタイン野球少年団

 準決勝、決勝が行われ、決勝は北発寒ファイヤーズ(石狩)が中標津ホルスタイン野球少年団(根室)を12―0の大差で破り、初出場初優勝を果たした。優勝チームはは来年7月に東京で開催予定の少年軟式野球世界大会国内予選に出場する。

エース岡は大会通算3試合でわずか1失点

 エースで4番の岡泰雅(5年)の活躍と遊撃手の三原慎一朗主将(5年)のカリスマ性で優勝を呼び込んだ。決勝は二回に打者12人の猛攻で8得点を挙げ試合を決めた。

 岡は二回の2安打を含む3打数3安打2打点。投げては降雨をものともせず、4回3安打完封。大会通算3試合1失点と抜群の安定感だった。

 「投球は無駄な四球が無かったので100点。打撃は60点」と振り返る。春は安定感に欠けたが、6年生の大会にも登板し、「岡が投げれば抑えてくれると皆が信頼している」と木下雅博監督が驚くほど成長した。

 木下監督が岡以上に評価するのが三原主将の存在感だ。チームをまとめ上げ、仲は良くとも甘えを許さない雰囲気をつくってきた。「キャッチボールから意識して厳しい練習をしてきた。自信はありました」と主将は誇らしげ。全国大会も「日本一を目指します」。次も有言実行してくれそうだ。

中標津少年団は惜しくも準優勝 準決勝ノーノーリレーの西村と武田が雨に泣く

 準決勝の紋別オホーツクイーグルス戦では2枚看板の先発左腕・西村侑真(5年)、四回からリリーフした右腕・武田真治(5年)の2人で6回ノーヒットノーランの快投リレーを見せた。しかし決勝は雨の影響か両投手の制球が定まらず守備にも失策が出て、二、三回に大量失点。「うちは雨に弱いことが分かりました」と中野康志監督。それでも決勝進出は「予想もできなかった。よくやってくれたと思います」と選手たちをねぎらった。

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