プロゴルフ
2022/08/19 23:00

浜中町出身・武藤が人生初の決勝R進出 セガサミーカップ

最終18番で逆転し、自身初の予選突破を決めた武藤

■男子ゴルフ・長嶋茂雄招待セガサミーカップ 第2日(19日、ザ・ノースカントリーGC、7178ヤード=パー72)

 予選最終日が行われ、15日のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)を勝ち抜いた浜中町出身の武藤和貴(41、Ks Island Golf Academy)が、アウト36、イン34の70。35位タイでレギュラーツアー自身初の決勝ラウンド進出を果たした。片岡尚之(24、フリー)もスコアを2打伸ばし、同じく35位タイと3戦連続で予選を通過した。

スタート63位から攻め続けた

 41歳のベテラン・武藤が、最終18番パー5で起死回生のイーグルをゲット。首位と7打差で決勝ラウンドに駒を進めた。「感慨深いですね。お世話になっている人も『土日だったら見に行くよ』と言ってくれていた。すごく恩返しになったかな」と頬を緩めた。

 残り263ヤードからの第2打。アウトスタート最終組で、この時点では63位タイ。バーディー以上でホールアウトしなければ予選落ちの状況だった。順位は分かっていなかったが、「刻んで寄せるなら、予選通過してもこの先はない。やはりいかないとプロじゃない」と、5番ウッドでピン側80センチにピタリとつけ、プロとしての意地を見せた。

 初めて迎える決勝ラウンド。「きょう以上に攻めて頑張りたい」。28歳でプロテストに合格した遅咲きのベテランが、リーダーズボードを駆け上がる。

地元中学生がアナウンス

 3年ぶりに有観客での開催で、地元の中学生3人が1番ホールのスタートで出場者のアナウンスに挑戦した。参加したのは久米すみれさん(千歳中3年)、城地百太さん(同2年)、佐々木せいらさん(東千歳中3年)。3人は事前にこの道30年以上のフリーアナウンサー・宮本ムサシさんから指導を受け、交代でギャラリーに出場者を紹介した。

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