ファイターズ
2022/08/17 23:11

ドラ7松浦が2軍デビュー戦でいきなり最速タイ150キロ「自分の真っすぐ投げられた」

ついに実戦デビューを果たしたルーキー松浦。一発は浴びたが初球で150キロを計測するなど大物感を漂わせた

■イースタン 日本ハム6-9ヤクルト(17日、鎌ケ谷)

 日本ハムのドラフト7位ルーキー・松浦慶斗投手(19)が17日、2軍ヤクルト戦(鎌ケ谷)で実戦デビューを果たした。旭川育ちの左腕は2番手で六回から登板し、1回3安打2失点。プロ初被弾もあったが、直球は自己最速タイの150キロを計測し、潜在能力の高さを見せつけた。

キブレハンに一発も「プロ野球に来た実感湧きました」

 大成の可能性を感じさせる20球だった。支配下ルーキー9人の大トリで、高卒左腕・松浦が実戦デビュー。1回2失点だったが「本塁打も打たれて、プロ野球に来た実感が湧きました」と初々しく振り返った。

 〝プロ1球目〟で、いきなり自己最速に並ぶ150キロを計測した。1死一塁からキブレハンに2ランを浴びたが、最後は松本友をオール直球で見逃し三振。「自分の真っすぐが投げられた」と笑顔を見せた。

 上半身のコンディション不良で出遅れたが、地道に体づくりに励んできた。「他の選手よりデビューが遅れても焦らず、しっかり練習できた」と、自分のペースで一歩ずつ前に進んできた。

旭大高・山保、大阪桐蔭後輩の奮闘に「自分も頑張らないと」

 デビュー前には、1学年下の〝元チームメート〟から力をもらった。夏の甲子園1回戦で母校の大阪桐蔭と、中学時代に所属した旭川大雪ボーイズの後輩が多く在籍する旭大高が激突。「どっちが勝っていてもハラハラ」と複雑な心境で見守った。死闘の末に敗れた旭大高の山保とは、幼少期を過ごした宮城・石巻で出会った幼なじみ。直後に連絡し、「惜しかったな」とねぎらった。

 今後は実戦登板を重ね、1軍デビューを目指す。後輩たちの奮闘に刺激を受けた左腕は「自分も頑張らないと」と決意を新たにした。

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