ファイターズ
2022/07/12 22:23

今川「チクショー」執念弾―1軍レギュラー獲りへ猛デモの一発

2軍ロッテ戦で4号2ランを放った今川が〝執念〟ポーズを決める

■イースタン 日本ハム3-5ロッテ(12日、鎌ケ谷)八回表無死、降雨コールドゲーム

 レギュラーを諦めないん弾! 日本ハムの今川優馬外野手(25)が12日、2軍ロッテ戦(鎌ケ谷)で右越え4号2ランを放ち、1軍再昇格をアピールした。ビッグボス・新庄剛志監督(50)が球宴明けから出場メンバーを固定すると話したことを同日朝の報道で知って発奮。滑り込みでの定位置奪取に〝執念〟を燃やした。

逆方向へ完璧4号2ラン「狙い以上の最高の結果」

 今は2軍でも、絶対に諦めない。「7番・中堅」で先発した今川は七回の第3打席、無死2塁から右翼へ豪快な一発を叩き込んだ。「完璧でした。逆方向にいい打球をと思って臨んだら、狙い以上の最高の結果になりました」と胸を張った。

 燃えないはずがなかった。この日の朝にメディアを通じて、ビッグボスが球宴明けの29日楽天戦からメンバーを固定して戦う意向だと知った。「チクショーと思いましたね。今、自分が1軍にいないのはすごく悔しい」。目標のレギュラー獲りへ、もう時間がない。まずは一日も早く1軍に昇格するため、集中力を高めて結果を残した。

 プロ2年目だが、大学、社会人を経由した25歳。「今こっち(2軍)にいるってことは、まだまだ実力が足りないということ」と冷静に現在地を見つめている。

 ビッグボスからの指示通り、2軍では右中間、左中間へライナーを飛ばす意識で練習を続けている。「ここで腐っているようじゃやっていけない。今年このチャンスをつかめないと、一生つかめない。勝負の年」と今川。〝固定メンバー入り〟を、人生を懸けて勝ち取りにいく。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい