ファイターズ
2022/07/01 23:31

石川直が約3年ぶりのセーブ「自分の最高の球を投げるしかない」

九回を無失点に抑えた石川直(右)は石川亮とグータッチ(撮影・松本奈央)

■日本ハム2-1オリックス(1日、札幌ドーム)

守護神復帰へ「信頼も上げていければ」

 最後の打者を抑えると、こわばっていた表情が和らいだ。石川直也投手(25)が1点リードの九回に救援し、無失点で試合を締めた。2019年7月19日のロッテ戦(札幌ドーム)以来、約3年ぶりのセーブ。こだわっていた守護神の仕事を全うし「やりたかった場所ですし、ああいうところ(中軸)を抑えてウイニングボールを渡すのはやっぱりいいなと、感じました」と喜びをかみしめていた。

 相手は吉田正、杉本ら一発もある中軸だった。ヒリヒリした緊張感にさらされたが、冷静さを保っていた。「自分の最高の球を投げるしかない。とにかくホームランだけは避けるように丁寧に投げました」。ブレずに磨いてきた直球とフォークを軸に打ち取った。

 2020年8月にトミー・ジョン手術を受け、今年5月に954日ぶりに1軍復帰。そしてこの日、もう一つ階段を上った。「まだまだ、1セーブ目なので、信頼も勝ちとれていない。ここから一つずつ増やしていって、信頼も上げていければ」。球界を代表する抑えになるための挑戦が、再び始まった。

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