ファイターズ
21日先発上沢 好調山川の前に走者出さず山賊料理だ
本ハムの上沢直之投手(28)が21日、札幌ドームで行われる西武戦に先発する。打線で警戒するのは、今季すでに2被弾している山川穂高内野手(30)だ。2連勝中のエースは相手の主砲を封じ込め、白星を引き寄せる。
自身の3連勝懸け「ゾーン内で勝負」
勝ち星を得られない負のスパイラルを脱し、上昇の流れをつかみかけている。上沢は前回14日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で今季最長タイの8回を投げ、5安打無失点に抑えた。感情むき出しで打者に立ち向かい、本来の姿を取り戻した。
西武戦は自身3連勝が懸かる。相手打線のキーマンは、パ・リーグの本塁打王争いを独走している山川だ。3月29日の対戦では、ソロ弾を2発浴びた。
ゲームメークのポイントはリスク管理で「すごく当たってる山川さんにランナーをためて回しちゃうと、一気に大量点になってしまう。なるべくランナーを出さない、ソロホームランだったらOKというふうな投球をしたい」と想定した。
最少失点で食い止めることが絶対条件。状況や点差にも左右されるが、勝負を避けることは考えていない。「無駄な四球から大量失点につながることが多いので、なるべく(ストライク)ゾーン内で勝負していけたらいいかな」。先発の大黒柱は細心の注意を払いながら、山賊打線を料理する。