ファイターズ
2022/05/20 23:05

21日先発上沢 好調山川の前に走者出さず山賊料理だ

翌日の先発マウンドに向け、札幌ドームで調整する上沢。自身3連勝を狙う(撮影・桜田史宏)

 本ハムの上沢直之投手(28)が21日、札幌ドームで行われる西武戦に先発する。打線で警戒するのは、今季すでに2被弾している山川穂高内野手(30)だ。2連勝中のエースは相手の主砲を封じ込め、白星を引き寄せる。

自身の3連勝懸け「ゾーン内で勝負」

 勝ち星を得られない負のスパイラルを脱し、上昇の流れをつかみかけている。上沢は前回14日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で今季最長タイの8回を投げ、5安打無失点に抑えた。感情むき出しで打者に立ち向かい、本来の姿を取り戻した。

 西武戦は自身3連勝が懸かる。相手打線のキーマンは、パ・リーグの本塁打王争いを独走している山川だ。3月29日の対戦では、ソロ弾を2発浴びた。

 ゲームメークのポイントはリスク管理で「すごく当たってる山川さんにランナーをためて回しちゃうと、一気に大量点になってしまう。なるべくランナーを出さない、ソロホームランだったらOKというふうな投球をしたい」と想定した。

 最少失点で食い止めることが絶対条件。状況や点差にも左右されるが、勝負を避けることは考えていない。「無駄な四球から大量失点につながることが多いので、なるべく(ストライク)ゾーン内で勝負していけたらいいかな」。先発の大黒柱は細心の注意を払いながら、山賊打線を料理する。

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