ファイターズ
《ハム番24時》2月15日
育成右腕の松本が、楽天戦の五回、2死一、二塁でマウンドに上がった。本来は登板予定のないバックアップ要員だったが、前に投げた浅利、畔柳の球数がかさみ、出番が回ってきた。
アピールの好機でもあり、一方で打たれたら…というプレッシャーもかかる場面だと、想像できた。それでも松本は、自信を持って勝負に向かったという。「めっちゃ行く気満々だったので。行かせてくれ、ぐらいのつもりで準備していました」。わずか1球で、ピンチを切り抜けた。
対戦した打者は、11日の同戦で登板した際に左翼へ適時二塁打を浴びた入江だった。中3日で早くも訪れたリベンジの機会。右腕はしっかりと反省を生かし、「前は、カット(ボール)、フォーク、フォークで、フォークを打たれたので、今回は真っすぐで」と直球を選択。右飛に仕留め、新庄監督ら1軍首脳陣の前でアピールに成功した。
今季が高卒6年目。背水の陣だと自覚する松本は、たった1球が人生を変えることもあると知っている。「1球でも、でかいので。また次、頑張ります」と力を込めた。支配下の壁は高く、何度も跳ね返され続けてきた。諦めずに腕を振る23歳が、2桁背番号を勝ち取れるか、注目していきたい。