松本遼大 伊藤大海の〝スパルタ指導〟で成長 手作りパスタも堪能「マジで料理うまいです」
練習の合間に笑顔を見せる松本=撮影・近藤裕介
今季初実戦でいきなりの好投
育成選手として6年目を迎えた日本ハムの松本遼大投手(23)が、2日の紅白戦で2回1安打無失点と好投した。1月はエスコンフィールド北海道で、2年続けて伊藤大海投手(28)らと合同自主トレを行ったが、エース右腕からの指導は前年と比べものにならないほど厳しかったという。先輩から〝愛のムチ〟を受け、確かな成長を遂げた。
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早々にやってきた今季初実戦は、上々の結果だった。練習を続けてきた直球が冴え、内容にも手応えはある。それでも、「調子に乗らないことが僕の課題なので。変わらずやり続けたいです」と気を引き締めた。
「この1カ月、真っすぐにずっとフォーカスして、キャッチボールとかトレーニングもしていました。いかに真っすぐが伸びるか、ずっと質の良い球を投げれるかを、大海さんとずっとやってきていたんです。暖かいところに来て、体が動くようになって、ハマった感じはあります。(紅白戦でも)真っすぐは良かったと思います」
2日に行われた紅白戦で好投した松本=撮影・桜田史宏
手厳しい指摘は期待の表れ
(残り1201字 エース右腕のコメントも掲載)
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合同自主トレでは伊藤から、厳しくダメ出しを受けてきた。「今年は去年の数倍、厳しかったです。泣きそうになりながらやっていました。どぎつい言葉で、ちゃんと、どストレートに伝えてくれる。オブラートに包んで言われるより、『おまえ、そこマジ、ダメすぎる。全然、使えてない。下手くそ』ぐらいの方が、一瞬は悲しいですけど、後々やっぱり頭に残る。自分ではできているつもりでも、大海さんに見てもらうと『全然できてない』と。『できてない。ダメ。下手くそ』って言われていました」
心を鬼にして指導してくれた先輩に、松本は感謝している。「それはもう、本当に愛だと思います。褒めてくれるとこは褒めてくださるし、良い時は『おお、良いね』と言ってくれるので」と敬意を込めた。
1月、エスコンフィールド北海道での合同自主トレで、伊藤(右)の指導を受ける松本
絶品パスタに舌鼓
練習以外の時間でも、エースの優しさに触れた。「今回、大海さんに2、3回ほど、ご飯を作っていただいたんです。本当にフルコースみたいに作ってくれる。マジで料理うまいんです。一番おいしかったのはパスタ。めちゃめちゃ、おいしいです。金村さん、細野さんと3人で行って、3人に違う種類のパスタを作ってくれて。『何食べたい?』から始まって、ちゃんと要望を聞いてくださって。3種類選べるよって言われて、みんな違うのを選んだ。タラコと、クリームと、カキのオイルパスタ。僕はクリームパスタを選んで、みんなからもらったんですけど、全部おいしかったです。『作ってると、おなかいっぱいになっちゃうんだよね』って、作る側に徹してくれる。『ゲームしてて。俺、作っとくから』って。後輩のために料理までしてくれる最高の先輩です」と感謝した。
1月、エスコンフィールド北海道での合同自主トレに参加した(左から)細野、松本、伊藤、金村
今年こそ! 2026年は勝負のシーズン
今年が背水の陣だと自覚している。「僕は去年、(伊藤との)自主トレに参加させてもらって、絶対(支配下登録に)ならなきゃいけないと思っていた。そんな中で、結果を残せない1年だった。2年、大海さんの練習に付き合わせてもらっているので、本当に今年は成績を残さないといけない。頑張ります」。支配下昇格をつかみ取り、最高の先輩に恩返しする。

■伊藤大海のコメント
「(紅白戦で)自信ありそうに投げているのは、良かったなって。(自主トレは)お願いしますって言われてきているので、あまりにも変だと僕も責任が問われることなので、まあ良かったんじゃないですか。(登板後に)珍しく向こうから電話がかかってきたので、良かったんだろうなと。映像を見たら抑えていたので、そういうことねって。(合同自主トレでは)結構、厳しくしたし、アイツのプライドをゼロにしました(笑)。そもそも5年間、結果を出していないのに、おまえの形にこだわることはない、から始まった。結構、厳しく言いました。きのうも電話がきて、おまえの悪いところ、どこだって(言った)。良かった話をしてきたので。『すぐ調子に乗るところです』『はい、そういうことです』って切りました(笑)」