ファイターズ
2022/05/07 00:00

上沢〝7度目の正直〟なるか―今季初勝利懸け7日西武戦先発

明るい表情で調整する上沢。今季初勝利に向け、気負いはない(撮影・小田岳史)

けが離脱の同期・近藤の分まで「ぼくも頑張らないと」

 日本ハムの上沢直之投手(28)が、7日の西武戦(ベルーナドーム)に先発する。開幕から4連敗(勝敗付かずを含む)と悔しい投球が続いているエースは「早く結果がほしい」と気合十分。今季7度目のマウンドで待望の白星を挙げ、チームの連敗を止めたいところだ。

 〝7度目の正直〟で、今季初勝利をつかみ取る―。上沢の表情は、いつも以上に引き締まっていた。前回、前々回の登板では味方の援護を受けながら、5失点、7失点とまさかの背信投球。「自分が思ったようなピッチングができなくて、ストレスがたまりますけど、何とかここを乗り越えるしかない」と言葉に力を込めた。

 西武打線との対戦は、主砲の山川に2被弾した3月29日の本拠地開幕戦以来。その山川は本塁打数でリーグトップを独走しているが「相手打線のことよりも、まずは自分がしっかりと投げることが大事」と言い切る。

 チームの窮地を救う。同期でともに主力を担う近藤が4日、右内腹斜筋肉離れで離脱。「チームにいないと困るような存在が抜けてしまった。ぼくも頑張らないとな、という思いではいます」と強い責任感をにじませた。

 6日には開幕33試合目で自力優勝の可能性が消滅した。苦しい時こそ、エースの出番。待望の1勝を挙げ、上沢がチームを浮上に導く。

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