ファイターズ
2022/05/01 23:40

《ハム番24時》5月1日

 2軍巨人戦の九回2死。マウンドの石川直が、明らかにギアを上げた。打者に元チームメートの中田を迎えたからだ。「力試しの意味も込めて、力負けしないように気持ちを入れました」。初球は148キロの直球で空振りを奪うと、フォークを2球続けてカウント1―2。最後は帽子を飛ばして渾身の149キロをど真ん中に投げ込んだ。

 一瞬、本塁打かと思った。打球はフェンス手前で失速し中飛。軍配は後輩に上がった。「空振りも取れましたし、最後は押し込んで、ギリギリ入らず良かったです」と笑顔が輝いた。

 力と力の勝負は、見応え十分だった。次は1軍、交流戦の舞台で、二人の対戦が見てみたい。

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