ファイターズ
エース上沢も負の流れを断ち切れず…「要所で粘れなかった」
■日本ハム0-2ロッテ(5日、札幌ドーム)
5回2失点 自身は2019年からロッテ相手に9連敗
エースでも、負の連鎖を止めることができなかった。先発の上沢直之投手(28)が、5回8安打2失点で2敗目。チームの連敗は4に伸び、自身はロッテ相手に2019年から(勝敗付かずを除いて)8連敗となった。
「前回と同じように、先に点を取られてしまい、チームに申し訳ない気持ちです。要所で粘れなかった」。悔しい結果に終わり、反省の言葉を並べた。
四回がすべてだった。先頭のレアード、続く安田の連打で無死一、二塁のピンチを招き、エチェバリアの左前適時打で先制を許した。その後、2死までこぎ着けたが、高部の中前適時打で追加点を奪われ、天を仰いだ。
武田投手コーチは「三回までストレートを力強く投げていたけれど、2回り目になって球が少々真ん中に集まり始めた」と分析。ロッテ戦での不名誉な連敗記録については「きょうに関しては、やられたというより、短い時間の間に単打をつながれて点を取られた。あまり上沢には気にしてほしくない」とかばった。
予想より早く、リベンジのチャンスが回ってくる可能性が出てきた。前回3月29日の西武戦(札幌ドーム)では126球を投げた。そこから中6日で臨んだこの日のマウンド。普段は100球近くを投げる上沢だが、5回77球と早い回での降板となった。
武田投手コーチは「予定通りの継投で、こちらの作戦です。みんなでつないでいく野球がメインだった」と説明。次回、登板間隔を詰める可能性について「僕の口から言えませんが、いいところは突いています」と含みを持たせた。
登板間隔中5日で迎える11日は試合が組まれていないため、候補に挙がるのは中4日となる10日の楽天戦(札幌ドーム)。メジャー式の登板間隔で、エース上沢が先発マウンドに立っているかもしれない。