ファイターズ
2022/03/31 14:30

立野 31日先発 今季初登板で完投宣言

きょう31日の今季初登板に向け、調整する立野(撮影・小田岳史)

 完投宣言だ! 日本ハムの立野和明投手(23)が、きょう31日の西武戦(札幌ドーム)に先発する。開幕6戦目を託された3年目右腕は、緊張しながらも気合十分。今季初登板で最後までマウンドに立ち続けることを高らかに誓った。

「1面に載りたい。そしたら、お母さんが喜ぶっす」

 今季初登板を翌日に控え、立野節が全開だ。開口一番「緊張しますね。僕にとっては開幕戦」とニヤリ。続けて「監督が叩かれないように、あすは投げます。(オフに)言ったように、シーズンに入ったら選手。1面を書く準備しておいてください」と声を弾ませた。

 ソフトバンクとの開幕3連戦(ペイペイドーム)中に今回の先発を伝えられた。開幕5連敗と波に乗ることができないチームの救世主となるべく、大きな仕事をやってのけるつもりだ。

 1軍デビューを果たした2年目の昨季は、プロ初勝利を含む4勝をマーク。プロ入り後、自己最長イニングは6回1/3だが、「去年より成長した姿を見せたい。5回とは言わず、6回、7回、8回、9回っていう姿をちょっとでもお見せできれば」と言い切る。

 29日の本拠地開幕戦ではエースの上沢が8回4失点と力投。「上沢さんは毎年、(長いイニングを)投げている。僕は去年、全然投げてなかったのに初登板で8、9回までいったら、ウオッてなるじゃないですか」。昨季の自分超えを果たし、大きなインパクトを残したい。

 強力な西武打線に、ひるまず立ち向かう。「相手のバッター陣の調子がいいですけど、あまり考えず、楽しく投げます。1面に載りたいです。そしたら、お母さんが喜ぶっす」と豪快に笑った。天真爛漫(らんまん)さが持ち味の右腕が、気合十分で札幌ドームのマウンドに上がる。

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