ファイターズ
2022/03/28 14:35

輝星 粘投4回3失点 BIGBOSSに続投直訴

一回、先制を許した直後の2死一塁で栗原に2点本塁打を浴びた吉田。それでも二回以降は立ち直った(撮影・桜田史宏)

■日本ハム4-6ソフトバンク(27日、ペイペイドーム)

 開幕3戦目の先発に抜てきされた吉田が成長の証しを示した。一回に3点を失ったが、二回以降は無失点と踏ん張った。

 一回先頭の三森を四球で歩かせた場面を「追い込んでから決めきれなかったことがすべて」と反省。グラシアルの中犠飛で先制を許し、続く栗原には甘く入ったフォークボールを右翼席に運ばれた。

 1軍登板は昨年4月2日のロッテ戦(札幌ドーム)以来。1年前は一回に2点を失い、二回で7失点KOされたが、この日は違った。

 二回からスライダーが決まりはじめ、最後は持ち味の真っすぐで勝負。「去年までは二回も続けてやられていたので、ホームランの後にちゃんと抑えられたのは良かった」と尻上がりに調子を上げた。

 三回終了後には新庄監督から「もう1回投げたいか」と聞かれ「投げさせてください」と直訴。四回も無失点で切り抜け「あそこ(五回)を任されるような投手になりたい」と悔やんだが、粘りの投球を見せた。

 新庄ビッグボスも「本当は三回で終わりの予定だったけれど、経験しろということで。何なら五回も六回もいかせたいくらい」と高評価。期待の高卒4年目右腕が、今季初登板でキラリと光る存在感を発揮した。

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