コンサドーレ
2022/02/14 15:25

駒井開幕へ要の自覚「重要だと自覚している」

J2熊本との練習試合でゴールを決めて喜ぶMF駒井(右)

熊本と練習試合 主力組は零封勝利

 北海道コンサドーレ札幌はJ2熊本と90分2試合の練習試合を行い、2―0、4―3でともに勝利した。主力組は複数得点、無失点と上々の内容で開幕前最後の実戦を終えた。1試合目の後半26分に追加点を奪ったMF駒井善成(29)は、確かな手応えを口にした。

高嶺とあうんの呼吸で広いエリアカバー

 納得の内容で開幕前最後の試合を終えた。主力組で臨んだ1試合目は前半23分、左WBで先発したMFルーカスが、左45度から狙い澄ましたシュートをファーに突き刺して先制点。後半26分には駒井がMF金子のクロスに合わせて、ネットを揺らした。

 新戦力も融合した。FWシャビエルはハードワークが光り、70分間プレーしたFW興梠も周囲との連係でゴールを狙い続けた。メリハリの利いた守備も機能し、危なげなく無失点。攻守のかじ取り役を担った駒井は「みんなが積み上げてきたものをしっかり出せた。何より失点ゼロに抑えられたのはすごくポジティブ」と胸を張った。

 駒井は今季も自身がミシャサッカーの要と証明する、上々のパフォーマンスを披露。「このサッカーで重要だと自覚している。僕がダメなプレーをすればチームもダメ。良いプレーをすればチームも良くなる」。ボランチでコンビを組むMF高嶺とは、あうんの呼吸で広いエリアをカバー。中央でリスク管理をしながら、好機とみれば積極果敢に前へ出て、得点へつなげた。

 開幕まで一週間を切った。「スイッチが一段階上がる。開幕はいつでも高揚感がある」と駒井。ミシャ体制5年目。ピッチで感じるワクワク感を、結果に結びつける。

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