冬季スポーツ
2022/02/14 15:01

スマイルJ 高かった強国の壁 フィンランドに1-7敗退

フィンランドに敗れ、準決勝進出を逃したスマイルジャパンのメンバー(共同)

 女子で世界ランキング6位の日本「スマイルジャパン」は初めて進んだ準々決勝で、同3位のフィンランドに1―7で屈し、敗退した。相手の素早い寄せに苦しみ、第1ピリオド序盤に2失点。FW志賀紅音(20、トヨタシグナス)が1点を返したが、第2、3ピリオドに追加点を許した。

 強国の力を見せつけられた。試合が進むにつれ、フィンランドのプレッシャーが強くなった。DF床秦留可(24、西武、釧路昭和小出)は「大差で負けてしまって悔しい気持ちでいっぱい。フィンランドは一つ一つのプレーが速かった。私自身、状況判断をもっと早くしないといけなかった」と悔やんだ。

 ただ、手応えを感じたのも事実だ。床秦留可は「試合をするごとに、勝っていくごとに成長し合えていると感じている」とも口にした。

 メダルには手が届かなかったが、快進撃で新たな歴史を刻んだ。1次リーグでは、五輪3度目の挑戦で初めて初戦を突破。その勢いに乗って1次リーグを首位で通過し、8強入りした。FW三浦芽依(23、トヨタシグナス)は「成長して、自信がついてきているので次に生かしていきたい」と前を向いた。

 チームを引っ張ってきたFW大沢ちほ主将(29、苫駒大出)は「自信を持ってやってきたので本当に悔しい。(次の五輪を目指すかは)自分に可能性を見いだすことができたら考えたい」と胸の内を吐露した。(共同)

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