コンサドーレ
2022/02/11 14:13

《河合CRC竜の眼》小野 マネジメントにも役割

最高の教材となる小野。42歳の経験値を若手選手たちに植え付ける

 北海道コンサドーレ札幌の河合竜二CRC(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン、43)が赤黒戦士の魅力に迫る連載企画。今回はMF小野伸二(42)に注目する。10代から親交を深め、「家族よりも知っている」という河合CRCが、天才を深掘りする。

とにかく楽しそうにプレー

 初めて伸二を見たのは彼が高1の時。福島国体で「静岡に1年生10番ですごいやつがいる」と聞いて見にいった。もうビックリ。ボールタッチはもちろん、フィジカルも強く、ドリブルでゴリゴリ抜いていた。想像力も周りとは違って、当時からとにかく楽しそうにプレーしていた。

 浦和で一緒にプレーしたが、実は結構負けず嫌い。楽しむ力と勝負へのこだわりを兼ね備えた、僕が出会った中で間違いなく、日本で過去最高のプレーヤーだ。

 42歳、J1最年長でのプレー。本当にうらやましい。これからは勝利への貢献と同時に、チームをどう導いていくか―。マネジメントの部分で重要な役割がある。プレーで見せるのは、伸二にとっては当たり前。それ以上の部分を見てみたい。

 年齢やけがでスピードは落ちた分、スタイルの変化はある。だが技術と判断力はずばぬけているし、衰えない。謙虚な人間性も含め、若手が学ぶことはたくさんある。レジェンドとプレーできる喜びを感じてほしい。

 いよいよ来週、J1が開幕する。ミシャさんが率いて5年目。コンサドーレの歴史を振り返っても、これまでにないくらい充実の戦力が揃った。菅野が1人で引っ張ってきたが、(西)大伍の経験や(興梠)慎三のプレーで引っ張る姿勢が加わり、心強い。伸二を筆頭に、非常にバランスのいいチームになった。

 ワクワク感をサポーターも持っていると思う。クラブ創設25周年を経て、新たな一歩を踏み出す1年。期待している。
(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)

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