大学・社会人野球
2026/09/18 17:30 NEW

中学3年で全国1勝も高1で野球部退部 ホーネッツの現役高校生・小野木晴飛投手が大学野球の聖地・神宮を目指す

札幌の社会人野球チーム・ホーネッツでプレーする札幌大谷高3年の小野木投手=撮影・西川薫

退部当初は野球をやめるつもりが―

 札幌の社会人野球クラブチーム・ホーネッツで、札幌大谷高3年の小野木晴飛投手(18)がプレーしている。中学硬式の札幌大谷リトルシニアでは3年春にエースとして日本リトルシニア全国選抜大会で1勝。中高一貫の高等部では1年秋に公式戦デビューするなど将来のエース候補の一人として期待されていたが、2年生進級直前の昨春に部内でルール違反を犯して退部。当初は野球を続けるつもりはなかったが、昨年5月からホーネッツでプレーするうちに、大学に進学して競技を続けることを決意した。

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 183センチ、78キロと立派な体格。グラウンドでは一際目立つ存在だ。右上手から最速142キロの直球と、縦・横2種類のスライダーとフォークを操る。「ピッチングスタイルは高校の時と変わらず、真っすぐでカウントを取って、最後は縦スラなどの変化球で三振を取ったり、打ち取ったり」。9月12日に北海道地区クラブ選手権が開幕。ホーネッツは1回戦で五回コールド勝ち。クラブチームにとっては、今季最後の公式戦。この日は登板はなかったが「社会人野球は最後なので勝ちたい」と力を込める。日本野球連盟北海道地区連盟関係者によると、現役高校生の選手登録は「記憶がない」と極めて珍しいケースだ。

 札幌大谷では1年秋に下級生ながら背番号11でベンチ入り。140キロ前後の直球を武器に2回戦の立命館慶祥戦で公式戦初登板。そんな順調な高校野球に狂いが生じたのは1年の春休み直前。入学時に誓った野球部のルールを破って、退部を告げられた。「両親を泣かせて、本当に迷惑をかけました」。いくら後悔してもしたりない。反省しても取り戻せない失敗だった。

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