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2025/06/22 18:35 NEW

フェザーホームホーネッツが2次予選進出 ロング救援の高橋大樹が4回0封【都市対抗道地区1次予選】

フェザーホームホーネッツのチーム最年長・高橋投手が3番手で4回無失点のロングリリーフで2年ぶりの2次予選進出を決めた=撮影・西川薫

■都市対抗野球北海道地区1次予選(6月22日、栗山町民)
▽2次予選進出決定戦 ウイン北広島2-3フェザーホームホーネッツ

 

新生ホーネッツが接戦制す

 今季、ネーミングライツにより新体制になったフェザーホームホーネッツが、3-2でウイン北広島との接戦を制し、2年ぶりに2次予選進出を果たした。二回に7番・中島碧海捕手(21、白樺高)が1死二、三塁から先制の2点適時打を放つと、1点リードの六回から3番手でマウンドに上がったチーム最年長の最速147キロ右腕・高橋大樹投手(29、札幌大谷大)が4回無失点のロングリリーフ。21日の決定戦ではJR北海道クラブに1点差で敗れたが、北海道ガスに続き、3番手で2次予選に名乗りを上げた。最後の1枠は、23日に行われるウイン北広島とWEEDしらおいの勝者が手にする。

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 大ケガにより一度は野球を諦めたリリーフエースが、最後の打者を捕邪飛に打ち取ると、両手を空に突き上げ、勝利の余韻を確かめた。4イニング投げて被安打2、無四球、6奪三振でシャットアウト。15日の室蘭シャークス戦に続き、今大会2勝目を挙げた。もしウイン北広島に負けたとしても、23日に最後の切符を懸けた戦いが残されていたが「1点差ゲームだったので、楽な場面ではなかったが、本当に勝つしかないので、全力を出しました」と、気迫の投球で1点リードを守り切った。

両手を上げ勝利を喜ぶ高橋投手

 

 今春、ハウスメーカーのフェザーホームがネーミングライツについて、新体制になった。ところが、3連覇が懸かった開幕戦の全日本クラブ選手権北海道予選1回戦のトッキュウブルーローズ戦で敗退。スタートダッシュに失敗した。高橋はその試合、同点に追いつかれた四回から2回無失点に抑えたが、後続が打ち込まれ1点差で涙をのんだ。「全国大会には必ず行くぞ、というところで、先を見すぎた部分があって、足をすくわれた。一戦必勝、しっかり勝ち切ることをテーマに、クラブ選手権が終わってから3週間、チームでミーティングを重ねて意識を変えてきた」。チーム全体でネジをまき直し、都市対抗予選に突入した。

クラブ選手権の雪辱を都市対抗予選で

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