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2026/09/04 17:00 NEW

ラグビー桑井亜乃さん 審判を引退 判定ジェスチャーに生きた「日本舞踊」

ラグビーの審判を引退した桑井亜乃さん(中央)。大きなジェスチャーは「見やすい」と評価を受けた=ジャパンラグビーリーグワン提供

選手と審判の両方で五輪を経験

 2024年パリ五輪のラグビー7人制で主審などを務めた十勝管内幕別町出身の桑井亜乃さん(36)が今年、審判を引退した。「強く、美しく」を心がけた所作や判定ジェスチャーに生きたのは、幼少期から故郷で習った日本舞踊だった。【取材・構成=北海道新聞運動部・成川謙】

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■プロフィール 桑井 亜乃(くわい・あの) 1989年10月20日、十勝管内幕別町生まれ。中学3年で陸上の投てき種目を始め、帯広農業高2年時の国体で円盤投げ5位。卒業後は中京大に進学。その後、陸上から7人制ラグビーに転向した。埼玉県熊谷市のクラブチームでプレーしていた2016年、リオデジャネイロ五輪の女子7人制に出場。21年に審判に転向し、24年パリ五輪の7人制では主審などを務めた。選手と審判の両方で五輪を経験するのは男女を通じて世界初。15人制のリーグワンでは24年12月、女性初の主審として笛を吹いた。


立正大で非常勤講師

 桑井さんはいま、立正大で非常勤講師を務めている。体育の授業を受け持ち、バスケットボールやバレーボール、ボッチャ、ピックルボールなど、学生にさまざまな競技を体験してもらう。運動を通じて心身の健康や幸福を実現する「ウェルビーイング」が目的だ。目標は大学教員。「女性アスリートのセカンドキャリアに関する研究がしたい」と語り、新たな道を歩み始めた。

東京都内のイベントで近況を語る桑井亜乃さん。「新たな夢は大学教員になること」と話した=撮影・成川謙

 
 これまで選手、審判として世界の舞台で活躍した桑井さん。選手を引退した21年夏から本格的に始めた審判には「実は全く興味がなかった」と明かす。だが、「3年で(24年の)パリ五輪を目指せる」と聞くと興味が湧いた。海外で実戦を重ねるなどし、異例の短期間でパリ五輪の審判を実現させた。

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