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2026/07/11 14:50 NEW

《ハム番24時》上原の持論 球速編 7月11日

 

 今季、上原は5月20日の楽天戦(エスコン)で右太もも裏肉離れを発症し、1カ月ほどチームを離れた。記者は負傷する直前の投球が印象に残っていた。自己最速を1キロ更新する154キロを2球、計測していた。

 プロ11年目の32歳。中堅からベテランに入っていく時期に限界突破してみせた。純粋にすごいと感じ、本人に進化の理由を尋ねたら「球速に関して、年齢はあまり関係ないと思っているんです。身体能力は落ちるかもしれないですけど、比例して球速が落ちるということはないはず。もし比例するなら、身体能力の一番高い人が一番速い球投げているはずじゃないですか。でも現実はそうじゃない。そこが答えかな」と論理的に説明してくれた。

 体の原理も球速アップの手法も、そう単純ではない。上原は自らの経験則を元に「ある程度、体ができてきて、体の使い方を覚えて、より効率よく投げられるようになってきたところが一番速くなるチャンスかなと。そう考えると(プロで専門的な指導を受け、トレーニングを実践した)若手が伸びていくじゃないですか。でも、どこかで崩れることがあって、苦労することもあります。そういう選手がいい年齢になった時、もう一段階バーンと伸びたりすることもあるんです」と実感を込めた。

 意図を持って積み重ねたトレーニングが実を結ぶ時期は、選手によって異なる。正解は一つではないと前置きしつつ「オリックスの岩崎さんだって35歳で160キロを投げて自己最速を更新したし、ソフトバンクの和田さんも41歳で自己最速(149キロ)を出していました。そういうのを見ると、全然いけるやんと。まだまだチャンスはある」と笑みをこぼした。なるほど。記者は無意識のうちに年齢とともに速球派が技巧派へ移行するイメージを描いていたが、一概にそうとは言えない。遅咲きとも言われる左腕がどこまで到達できるのか、楽しみだ。

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