【宝島台湾帖】~台湾の今を知る~ Part.6「台湾の歩き方」高雄編
ラストを飾るのは台湾最大面積を誇る大都市
「2026年日台野球国際交流試合」が2月27、28日に台湾・台北で開催された。日本ハムが台湾代表チーム、台湾プロ野球(CPBL)の強豪・味全ドラゴンズと対戦するとあって、道新スポーツデジタルは昨年に続いて現地取材を敢行した。台湾と日本は歴史的なつながりが深く、その背景を知ることで、現地での体験はより印象深いものになると感じた。【宝島台湾帖】では、多くの人が知りたい、体験したい情報に加え、現地の知人から得た情報をもとに実際に足を運んでの取材内容を紹介。隔週で6回にわたってお届けする。
企画のラストを飾る第6回のテーマは「台湾の歩き方〝高雄編〟」。4泊5日の台湾旅行を写真を交えて紹介する。前回第5回で紹介した台北から、新幹線に乗って南部の高雄へ。
3日目~ 新幹線とMRTを乗り継いで
台湾の国土は約3万6000平方キロメートル、九州島単体が約3万6800平方キロメートルなので、ほぼと同じ広さと言ってもいい。面積は同じぐらいだが、違いに挙げられるものの一つは気候だ。台湾北部は亜熱帯地域、南部は熱帯地域。目で見て分かるのは植物や食べ物の違いである。道を歩けば南国らしい植物があり、グルメツアーをするのであれば、台湾人も口を揃えて南部へ行った方がいいと話していた。
今回、足を運んだ高雄は南部に位置する3番目に人口の多い都市(※台北は4番目)。高雄を含めた南部は日本統治時代に海軍・航空基地の拠点となっており、北部とまた違った歴史を感じることができる。台北からは新幹線に乗って左営駅(最速で1時間34分)で下車、MRT(台湾で運行している地下鉄)に乗り換えて高雄駅へ向かう。
観光スポットとして有名な龍虎塔
高雄の蓮池潭にたたずむむ龍と虎の7重塔。もしかしたら画像で一度は目にしたことがあるかも知ない台湾の代表的な観光スポットだ。
蓮池潭は17世紀に高雄が発展する中で造られた人工池。湖に蓮の花が多く咲いたことから蓮池潭と呼ばれるようになった。龍虎塔の歴史は意外にも古くなく、1976年に建てられ、湖を整備する計画の中で観光名所として建設された。湖畔の周りには寺院が多いため、龍は「吉祥」、虎は「邪気払い」を意味する。そのため、龍の口から入って悪運を捨て、虎の口から出て幸運を呼び込む―、というのが一連の流れとして知られている。


邪気払いは完了!?
入り口に入ると最初に、善悪の教訓をモチーフとした塑像が、仏教、道教の世界観で表現されており、道徳観を再認識できる。
塔の最上階からの眺めは非常に気持ちのいいものだった。塔内から龍虎塔へ向かうジグザグ道がよく見えたので、現地人になぜこのような道になったか聞いてみると、「風水的に直線では気の流れが強くなってしまうから」と言われた。私は風水が全く分からないので、へぇ~とうなずくことしかできなかったが、邪気はきっちり払えたと信じる。


