ファイターズ
2022/01/29 14:36

金子 プロ18年目背水の陣

背水の陣で臨む金子は沖縄先乗り自主トレで順調な調整を繰り返す(球団提供)

 プロ18年目、背水の陣―。沖縄・名護で先乗り自主トレを行っている日本ハムの金子千尋投手(38)がオンライン取材に応じ、今季への意気込みを語った。移籍4年目を迎える金子は、ここ2年納得のいく成績を残せていない。「今年、一からやって結果を残したい」と強い気持ちを示した。

 2022年のキャンプインに向けて、順調な調整を進めている。11日から名護に入り、温暖な地でトレーニングを重ねてきた。すでに捕手を座らせてのブルペン投球も行っている。
 年を重ねるにつれて、1年に懸ける思いは強くなっている。移籍1年目の2019年こそ、8勝7敗、防御率3・04の成績を残したが、翌20年からは低調な数字に終わっている。
 14年の沢村賞右腕がこのまま終わるはずはない。「1軍で投げてチームに貢献する。肉体的な衰えは正直あるかもしれないが、それを言っていたら現役選手としてやる資格はない」とキッパリ。ポジションも先発の希望はあるが「変更があったときはそれに応えられるように、臨機応変に結果を残していきたい」とチーム事情に対応するつもりだ。
 足の動きなどを向上させる「ブラックボード」や、足裏や指先の神経に刺激を与える「ニューロボール」といったトレーニング器具も活用。今年で39歳を迎えるベテラン右腕が、巻き返しに燃えている。

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