郡司裕也 随所に見えた宿敵の強さ 3連敗を教訓に「下から上がっていくぐらいがちょうどいい」
八回、郡司がソロ本塁打を放つ=撮影・宮永春希
■パ・リーグ3回戦 日本ハム4-8ソフトバンク(3月29日、みずほペイペイドーム) 試合詳細はコチラ
納得の一発&無駄にしなかった凡打
日本ハムの郡司裕也捕手(28)が八回、上茶谷大河投手(29)から今季1号となるソロ本塁打を左中間スタンドへ放り込んだ。開幕から4番に座っているクラッチヒッター。結果的には空砲となったが、諦めない気持ちを体現。試合後はあらためて宿敵の強さに言及し、出直しを誓った。
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開幕カード3試合でチーム8本目。4番の郡司にも一発が飛び出した。この時点で3点差に詰め寄り、相手にプレッシャーをかけた。チームの敗戦を受け止めながら「きょうの(打席の)入りは良くなかったですけど、最後に修正できたので、良かったかなと。凡退の内容を見て、攻められ方や自分の体がどうなっているか、というのを冷静に分析できたと思います」と一定の手応えを口にした。
八回、ソロ本塁打を放った郡司(右)=撮影・松本奈央
敵ながらアッパレ
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3連戦を通じて、宿敵の強さが際立った。先制してもすぐに追い付かれる。隙が少なく、大事な局面で集中力を発揮してきた。一進一退の中にも脅威を植え付けられ「完全体(主力メンバーが揃っている時)のホークスはやっぱり強いですね。うちの野手もしっかり点は取れていますし、ホームランも出ているので、そんなに悲観することはないと思うんですけど、向こうの打線を止めるためにはどうしたらいいか。バッテリーのやることではあると思いますけど…あれを上回らなきゃいけないのかと思うと、まだまだだなとは思います」と悔しさをにじませた。
置かれた状況に合わせて、相手が嫌がる最適な仕事をこなしてくる。それぞれが戦術を理解し、堅実に任務を遂行してくる印象だった。「シンプルに個々の能力が高いというのは大前提ですけど、(周東)佑京さんは僕と一緒で(打率)0割台でも、きっちりとセカンドゴロを打って点を取ったりとか。柳町が2ボールから簡単に最後、犠飛フライを打ったりとか。うちが目指しているところでもありますよね。うちもできていないわけじゃないと思うんですけど、ああいうことを当たり前にやってくる。個々の能力プラス、そういうことができる。あとは、きょう初スタメンだった川瀬がしっかりと結果を残したりとか。集中力もありますし。チームとしてレベルが高いなと思います」と認めた。
八回、ソロ本塁打を放った郡司
厳しいマークは百も承知
郡司自身も、昨年以上に警戒され、なかなか自分のスイングをさせてもらえなかった。しかし、それも強打者の宿命だ。「モーレ(レイエス)と僕の時、厳しいところしか投げてこないな、というイメージはあるので。その状況で厳しい球を追うと、なかなか結果は出ない。甘いところをしっかり打てるように、誘いに乗らないように、というのは今後の課題かなと思います。エース級のピッチャーと対戦する時、1試合に1球、2球あるかないかという勝負。特にスチュワートの時の2打席目なんかは打てる球が1球もなかったです。何打席目に、いつ甘い球が来るのか。それを見越して常に準備しながら、逃さないようにしなきゃいけないなと思います」

モチベーションは再上昇
日本ハムは新庄監督が就任5年目を迎え、時間をかけて育ててきた選手たちが成熟。オフは大型補強にも成功した。球団内外で優勝の機運は高まっている。いざ開幕。ある意味、自信を打ち砕かれた形になったが、郡司は逆に闘志をかき立てていた。
「もう、下から上がっていくぐらいがちょうどいいですよ、われわれは。なにか、今年は優勝、優勝みたいな雰囲気があったので。もう一回、目の前の1勝、1勝という気持ちになれると思う。エスコンに帰ってまた盛り上がると思いますので、切り替えていくしかないです」。順婦満帆にいかなくて当たり前。過信を戒め、泥臭く、貪欲に戦っていく。
