ファイターズ
《ハム番24時》4月2日
采配、選手起用、自チームやライバル球団の的確な分析…などなど。その緻密さは、すでに誰もが知るところ。新庄監督のことに他ならない。それはグラウンドの外でも同様なようだ。このほど、ファイターズで選手の査定を担当する平松省二さんと食事を共にする機会があった。私が現場で取材していた頃はスタッフのまとめ役。当時から、よくお世話になっていた。
昔話に花が咲いた。当然、現チームに関する話題でも盛り上がった。そして新庄監督に関して。平松さんは、指揮官として復帰し、再会した時のことが忘れられないと話し始めた。機会をうかがって、あいさつに行くと、新庄監督が笑顔で言い放ったという。「同い年(同学年)なんだし、もっとフランクにいこうよ」。そんなニュアンスだったらしい。新庄監督がメジャー帰りで日本ハムに入団した時、平松さんはすでに現役を退き、スタッフとしてチームを支えていた。面識があったにせよ、その気遣いがうれしかったと目を細めた。
ところが話はそこで終わらない。後日、平松さんはスタッフから聞いた。新庄監督は、選手は当然のこと、スタッフ全員分のプロフィルも取り寄せて年齢や経歴などをしっかりと〝予習〟していたという。
抜け目ない。出発点は周囲の人々へのリスペクトだろう。さすがだ。そりゃあ、誰もが魅了されるわけだ。そこでふと思った。そういう人物に心当たりがある。現場にいた頃、毎日のように取材させていただいた栗山英樹CBOだ。栗山さんも気遣いの人だった。栗山さんがチームを率いてリーグ優勝&日本一を達成してから今年で10年。ぜひ、新庄監督も2度、選手の手で宙を舞ってほしい。