札幌アカデミー出身・川原颯斗が後半から初出場も「ほろ苦いデビュー戦になってしまった」
後半から出場しプロデビューを果たしたDF川原(右)=撮影・中本翔
■J2・J3百年構想リーグEAST-B第5節(3月7日、長野・サンプロ アルウィン)
▽松本3-0札幌

プロ初ベンチで後半開始から出場
今季まだ90分勝ちのない北海道コンサドーレ札幌は、前半37分にコーナーキックから3試合連続で先制点を許すと、後半にもロングスローから追加点を奪われるなど0-3で4試合ぶりの完封負け。前節の岐阜戦に続き、格下のJ3勢に2連敗を喫した。開幕5戦目で初のベンチ入りを果たした札幌アカデミー出身で大卒ルーキーの道産子DF川原颯斗(22)は、DF福森晃斗(33)に代わって後半開始から出場。右ボランチで公式戦デビューを果たした。また、町田から加入したDF内田瑞己(26)も後半35分から右サイドハーフで移籍後初めて出場した。順位は暫定で9位に後退。次節もアウェーで磐田と対戦する。
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ジュニアユースから目標にしていた
U-18から国士舘大での4年間を経て、大きく成長して帰ってきた背番号39が、巻き返しへの期待を託されデビューの舞台に立った。45分間プレーした川原は「ジュニアユースから目標にしていたチームでデビューできたことを非常にうれしく思いますけど、0-3という形で負けてしまって、ほろ苦いデビュー戦になってしまった」と悔しがった。

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途中投入を告げられ「やってやる」 自らの武器に…
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0-1で折り返して迎えた後半。「(行くぞと)言われた時に『やってやる』っていう気持ちになりましたね。攻撃でリズムをつくって、1点、2点と、どんどん取っていけたらなと思って。あとは相手が長いボールが多かったので、セカンドボール(を拾うこと)を意識してピッチに入りました」。その言葉通り、松本のハイプレスをいなしてボールを散らし、バランサーとして機能した。中盤でボールを奪取するなど球際の強さも見せた。「そこは自分の強みでもあるので、そこを存分に生かして、後ろから前につなぐ役目。もっと前に(ボールを)つけられたら良かったですけど、まずまずできた」。自らの武器がプロでも通用する手応えを得た。
カウンターの対応で失点に絡み猛省
デビューに喜んでばかりでもいられない。結果としては出場した後半45分の間にさらに2失点。0-2で迎えた後半35分の相手のカウンターでは、前線から全力で戻って相手よりも先に自陣ペナルティーエリアまで先回りできたが、シュートを止め切ることができず失点に絡んだ。「ミスも個人的には多々あったので、そこはもう減らしていきたい」と猛省した。
後半12分、松本のMF樋口に追加点を決められ肩を落とす札幌の選手たち。DF川原は左端
苦しい台所事情で決定力不足解消へ
チーム事情は苦しいの一言だ。開幕から4試合で1得点のFWアマドゥ・バカヨコ(30)が前節に退場処分を受け2試合の出場停止。さらにFWマリオ・セルジオ(30)もケガの治療のために帰国中。開幕戦の後からFW経験のあったMF宮澤裕樹(36)を前線に配置転換して対応してきたが、この試合はベンチ外となった。
残りのFW陣に期待は掛かる。試合開始3分にスルーパスに抜け出したFW白井陽斗(26)がGKと1対1の決定機をつくったり、途中出場のFWキングロード・サフォがバーを叩く惜しいヘッドを放つなど、シュート数では相手を上回った。あとは5試合で4得点に留まっている決定力不足の解消だ。
約2カ月のキャンプがようやく終了
1月12日から続いた毎年恒例のキャンプもこの日でようやく終了。今後は本拠地の札幌・宮の沢白い恋人サッカー場で練習を行う。次はプロ初先発と、自身のプロ初勝利を狙う川原。「ここからチームとしても個人としても、やるしかない。日々の練習からやっていきたい」。物おじしない22歳が、チームのカンフル剤となり、上位追走の原動力となる。
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