コンサドーレ
2026/03/15 12:00 NEW

《元赤黒戦士の現在地・岡田佑樹後編》元ブラジル代表も評価したその実力 「2番」を背負い続けた理由は

2005年6月18日の福岡戦で先制ゴールを決めたDF岡田(左)

札幌加入までの紆余曲折

 かつて北海道コンサドーレ札幌で活躍したOBの現在と過去に迫る『元赤黒戦士の現在地』。現在『C2cafe』(シーツーカフェ、札幌市西区琴似1条2丁目6-1)を経営する岡田佑樹さん(42)の後編は、2003年から07年まで札幌でプレーした5年間を中心に、プロサッカー選手時代を振り返る。札幌加入までのエピソードや、プロ2年目での背番号変更秘話、そして自身を高く評価してくれたあのW杯戦士などについて語った。(以下、敬称略)

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 藤枝東高時代からプロ注目のプレーヤーだったが、高校卒業時にはプロ入りの選択肢を選ばずに、大学への進学を志望していた。だがここで、岡田にとって想定外の事態が発生してしまう。「推薦で落ちたんですよ、大学に。予想外で。推薦で落ちたやつ、誰もいなかったから(苦笑)。勉強も好きなので、普通に勉強して、浪人して入ろうと思って」。

センター試験まで1カ月というとき、まさかの…

 時折地元の社会人チームでプレーしつつ、大学進学を目指して受験勉強第一で励んでいた1年間。だがセンター試験まであと1カ月ほどという時期に、再び思いがけないアクシデントに襲われる。交通事故に遭い、右手に大けがを負ったのだ。

 眠れないほどの痛み、そして受験直前で利き手が使えなくなるというピンチ。そんな中で、今度は良い意味での思いがけない出来事が舞い降りた。川崎のスカウト時代から岡田に注目し、2003年から札幌の強化部長を務めることが決まっていた、城福敬から獲得オファーの連絡が来たのだ。

 「フロンターレ時代に城福さんが声を掛けてくれていて。(高卒で)プロになる気はなかったので断っていたんですけど、1年経っても誘ってくれて。地域のチームでたまにサッカーをやっていたぐらいで、1年のブランクもあったけれど、声をかけてくれたのですごくうれしかったですね。ありがたかったです」。最終的に左手でセンター試験を受験したが、この時点では既にプロ入りを決断。初日の試験が行われた03年1月18日、新シーズンからの札幌加入が発表された。「予備校からサッカー選手になりましたね(笑)」。

2003年に札幌に入団した岡田(後列左から3人目)

 

1年でクビになる覚悟「それでもいいや」

 1日でも長くプロを続けたいという思いを持ってプロ入りする選手が多い中、当時の心境は「1年でクビになる覚悟で来ていたというか。それでもいいやと思って来ていたので」という、他者とは少し異なるもの。だが、このある意味で気負いのない姿勢が功を奏したのか、6月14日に札幌厚別で行われた湘南戦(1△1)で、後半28分から途中出場すると、次節のアウェー広島戦(1△1)では初の先発入りを果たし、そこから9試合連続でスタメン出場。7月2日のホーム大宮戦(6○2)では、後半3分にFW堀井岳也とのワンツーでゴール前に抜け出し、プロ初ゴールをゲットした。

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記憶に残るプロ初ゴール 「結構きれいな…」

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