ファイターズ
2026/01/31 20:40 NEW

《SHINJOの信条》1億円を超えた選手でもけがをしたり調子が悪かったら2軍に もう遠慮はしません

 

みなさん、「ドミれ」らしいです

 キャンプイン前日に取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。

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―きょうは天気が心配だったが、花火は上げられそう
「僕のおかげでしょう。晴れたのは。山が見えているし、もう降らないですよ。でもちょっと風が強いので、選手たちにはホテルから見ておいてくれと伝えました。予報は雨やったもんね。ほんともう、よかった。雨は降ったことないかな、この5年間。ねえ、よかった、よかった。盛大に行きましょう」

花火を見る新庄監督(左から2人目)=撮影・桜田史宏

 

―いよいよあしたからキャンプイン。このキャンプで選手たちに期待することは何か
「ドミれ。ハハハ。清宮選手会長がヒット打ちます、塁上でこう、(ドミれに合わせた)ポーズを使用してくださいみたいなことをミーティングで(話していた)。2ランスクイズを決めても『ドミれ』。みなさん『ドミれ』らしいです。なんか(ポーズが)ソフトバンクと似ていて嫌だけどね(笑)。でも選手会長が一生懸命考えてくれたので。流行らせたいと思います。流行るかな?」

―清宮選手会長が発表の時に、新庄監督のファーストリアクションが完璧だと嬉しそうに話していた
「完璧。最初はドミネイト。ドミネイトかっこいいな。で、その文字も格好よくて。俺は『ドミる』かなと思ったら、ドミれ。ドミれましょう。なんかロゴがちょっとおかしいなと思いながら。まあ、僕は変えていきますけどね。ドミってるね~。いいね、ドミってるよと。なんぼでも変えられる。でもだめだ。スローガンだから(変えられない)。ドミれましょう」

―いろんな活用の仕方をしてほしいと話していた
「ね。でも、これは言うものじゃないんですよ。みんなが流行らせるものなので。でも流行ってくれると思います」

―このキャンプでは選手のどういうところに注目していきたいか
「もうミーティングでも話したんですけど、4年間、僕のむちゃくちゃな野球についてきてもらい、成長し、ここからは選手の実力というか活躍というか。選手同士で話し合って、さあどうやって勝っていこうという、そういう話し合いを増やしてほしいですね。もうやれることはほとんどやってきたし。あとはもうチームが勝つために犠牲になって戦うという気持ちを一人一人持ってほしいっていうこと。僕の中でピッチャー、野手の固定メンバーは決まっているんですよ。ただ、もう一回だけ、ガチガチのライバルの競争というのを開幕から1カ月ちょっとやろうと。そういう気持ちがないと、ちょっと諦めるというか、もう無理なんだという(気持ちになる)。ミーティングで、もう1番から8番まで言おうと思ったんですけど、それを言わずに。でも、育成の選手もあるんですよ。レギュラー取ることが。なぜかと言うと、僕が二十歳の頃かな、その時の野球のルール、システムで40人枠があったじゃないですか。僕はそれに外れていて。7月の最後ぐらいまで40人枠に入っていないと、もう1軍に上がれないという。もうやる気は全くなしでしょ。みんな2軍の選手は言っていて、やる気ねえよな、7月の終わりまで上がれないんだからと。でも僕は、毎日のようにけがしてくれと思っていた。性格が悪いですけど、40人枠に入るためには誰かがけがをして、そこの枠に入り込むと。2軍でトップ、こいつを呼ぼうというポジションにいようと。だからもう毎日、寮長に鍵を借りて、夜中の1時ぐらいまで甲子園の室内練習場で打って、もう打ちながらけがしろ、けがしろと思いながら。これ、正直な気持ち。5月の確か16日かな。嶋田さんという外野手の先輩がいて、けがをしたんですよ。その40人枠にポンと入れて。そうしたら5日後ぐらいにオマリーくんがけがをしたんですよ。みんな、知っていると思うんですけど。結局、今の育成の3桁の選手が支配下になって、スタメンで(となる可能性がある)。僕はオマリーがけがして、スタメンで行くぞと言われて、あの時、バッティングコーチに『若造には真っすぐ、外真っすぐから来るからそれを狙っていけ』と(言われて)。嫌ですと。若造には変化球で来ますと。カーブ一本で狙い打ちですと。何、クソ生意気なこと(を言って)、打ってみろと。それで、初球のカーブをホームラン。そこから10年以上レギュラーですからね。そういう意味では育成の選手も諦めずに、紅白戦で4割打ってオープン戦で4割打ったら、ちょっと上げようや、支配下にしようと。そういう意識で、諦めずに取り組んでほしいなと思います。もうずっと見てるので、2軍の選手も」

―このキャンプ中は1軍と2軍の入れ替えも頻繁にあるか
「あまりないかな。場所は違いますけど一緒ですから。試合の結果だけではなくて、この選手を上げたら1軍で打てそうだな、というのは練習の姿から(判断できる)。打席の内容、ピッチング。打たれてもいいんですよ。ボールのキレとか、投げたいところの近くに投げられているというのを僕は判断するから。結果が出なくても、さあ上がってこいというケースもあるし。泊まるホテルが変わるとかじゃなく、タクシーで来られますからね。そういう形でやっていきたいと思います」

球場入りする新庄監督(左)

 

―リーグ優勝に向けていよいよスタートする。どんなキャンプにしたいか
「ダントツですね。ダントツで。そういう力はもう持っているチームなので。12球団のメンバーを見ても、ちょっと抜けている気がするんですよね。僕の中で。先発ピッチャーにしても野手にしても。まあ僕の思い通りに来たなと」

―新スローガンは「ドミれ」。清宮幸に託した理由は
「大航海はいいかなと。大航海にすると2位になりそうな気がしたから。あとは責任感を持たせる。即DMで、考えてくれということで。何日間かして来た時に、いいじゃない、完璧ということを伝えて。すごい喜んでいましたね。ファンの方たちに決めてもらおうと思ったんですけど、何千と(応募が)来るから。もう目を通すのが大変で。毎年、むちゃくちゃうれしいんですよ。これだけ応募してくれてね。嬉しい気持ちはあるんですけど、今年はもう清宮くんに託そうと思って」

―メンバーはある程度決めていても、すぐには固定しないと。その意図は
「1カ月ちょっとは競争させる。そこからメンバーを固定していくと。でも、一応はある程度、固めておかないと。けがもするだろうし、調子がめちゃくちゃ悪かったらずっと使う気もないし。1億円を超えた選手でもけがをしたり調子が悪かったら2軍に落ちてもらわないといけない年。とにかく全て勝つ。勝つだけ。もう遠慮はしません。今までは成長、育成を考えながらやってきた4年だったんですけど、もうそれだとファンも納得してくれないだろうしね。新聞記者の方にボロクソ書かれるので(笑)」

―ダントツでリーグ優勝するために、キャンプでどこを鍛えていく必要があると考えているか
「チームプレーですね。犠牲になる練習は多めにしてきたので。ピッチャーも去年は中継ぎがあまり良くなかったんですけど、むちゃくちゃ気合が入っていると思うし。先発が余り過ぎたら、ポジションに関係なく(リリーフで)行ってもらうし。すごく分厚くなるから。なんとかヒットとか出なくても1点を取って守り切って勝つ。そういうところがちょっと足りないかなと、ファイターズには。爆発した試合はものすごく打ってくれるじゃないですか。でも僅差のときは、本当に0ー1とか1ー2で負けるケースが多かったので。ここで、ショートゴロを打ってくれていたらと。たらればは嫌なんですけど、そういう試合が何十試合かあったので。もしかしたらサインを作るかもしれません。ショートゴロを打ちなさい。もう、そこに打ちなさい。詰まり気味で打ちなさい。ピッチャーゴロになってしまったらもう仕方ない。サインを作るかもしれないんですけど、めちゃくちゃ多いからね、うちはサインが。かわいそうになってくるから、使わないサインは省いていこうかなと思って。8個ぐらい(笑)」

―ファイターズから伊藤と北山がWBCのメンバーに選出された。どのような姿を期待するか
「でもおそらく、伊藤くん、北山くん、古林、(孫)易磊。将来的には向こう(メジャー)でプレーしたいという思いは強いと思うんですよ。この大会って、投げている姿を世界中が見るわけじゃないですか。最高のアピールにつながると思っていて。選手たちには、ファイターズのことは、調整とか考えなくていいと。とにかく日本の国のため、自分のために、思い切ってプレーしてきてほしい、ということは伝えました」

―選手たちの返答は
「マジっすかみたいな(笑)。いやいや、わかりました。はい。やってきますと言ってました。楽しみですね」

―オーダーはある程度イメージしている。あとはピッチャーのサバイバルか
「そう、ピッチャーは抑えね。先発ピッチャーに関してはもう…でもけがも想定しないといけないから。けがをした時に誰をはめ込むか、ということも重要なポイントになってくる。いきなり後ろに回して、ごめん、けがをしたから前ということもできないだろうしね。でも、できないと言ってもやってみないとわからないでしょ。不安だけどやってみたら、はまったよ、ということもあるし。ただ、トライする年でもないしね。でも余っているし」

―自己犠牲のサインプレーを重視する。確実に1点を取りに行く想定か
「そう。もう初球から。初球から詰まりながら転がしてくれと。もしかしたら前進守備をしていても初球から詰まらせる打ち方(を求めるかもしれない)。(投球が)外にいったら僕のせい。インコースに来るだろうな、という時にポンと出して。やっぱりね、サインを出すことによって集中力が増すし。サードランナーの動きも変わってくるから。その1点はめちゃくちゃ大きいんですよ。特に(シーズン)最初のスタートとか、ピッチャー有利じゃないですか。なかなか点数を取るのは難しい。あとはもう、この4年間で選手たちももう分かってくれていると思う。サインを出した時に、お願いしますという気持ちやね。決めてくれ、決めてくれと。それでできなかったら、もう外すしかない。これは。できる選手を使っていく」

―個々の成績よりも、チームが優勝するために動く
「もうごめんなさい、ごめんなさい。個々の成績はもうほとんど、考えないでくれという年ですね。優勝したら(年俸は)上がるから。だって活躍しないと優勝できないんだから」

ー技術的に詰まらせる打ち方は難しいか
「いや、普通は詰まりたくなくないですか(笑)。でも詰まる打ち方というのはポイントが近くなるので。長くは見れますよね。まあ、アウトコースのフォークとかだったら僕のミスなんですけど。ピッチャーがインコースを狙っていたけど外に行ってしまったら、もうどうしようもない。それはどのチームでもそうだろうけど、そんなに失敗していない感じがするんですよね。スクイズを外されたことはありますけど。エンドランとか。ソフトバンク戦の田宮くんとか、ど真ん中だったでしょ。2球目、そっちを成功してくれるんだ、どういうこと? だからうちのピッチャー、ど真ん中でいいんじゃないかな。逆に失敗させるには。いいバッターはど真ん中でいいんですよ。来たっと思わせて力を入れさせる。やっぱりいいバッターはだいたいキワキワを狙ってヒットゾーンに飛ばすのが上手いので。テクニックはある。だから真ん中? と。まあ、ど真ん中に投げられるピッチャーもそんなにいないですけどね。あまり逃げてほしくないんですよね。あと、抑えのピッチャーに関しては意外と慎重な方がいいかな。勢いではなく。慎重にキワキワに行ってくれるぐらいの気弱さ、というのが(大事)。『行ったれ』で結果、バーンと打たれたら『あらっ』と。慎重なぐらいの方が抑えにはいいのかなと、頭にはあります。あとは守備の大事さやね。もう2日からね、試合があるし。こんなに早くアピールできるチャンス、機会があるわけだし。練習ではなかなかね。練習はみんな、上手いことタイミングを取ってバーンと行きますから。初球に何を張るか、という勇気をつけてほしい。真っすぐを狙い、真っすぐのタイミングで甘いスライダーを打つとしても、ちょっと確率が下がりません? スライダー1本、来い、バチンの方がよく(球が)見えると思うんですよ。2球目から真っすぐ待ちでもいいじゃないですか。追い込まれたらどうしても真っすぐ待ちになってしまう。初球はものすごく甘いボールでピッチャーはストライクを取りたいから。1球目がボールになったら2球目を初球の気持ちでヤマを張って。頭を使わないとね。配球の読み具合で、たぶんね、(打率が)4分ぐらい上がると思うんですよ」

―1軍デビューのときにカーブをホームランにした影響が大きいか
「あの時はもうめちゃくちゃ集中して。変化球、変化球、変化球。ランナーがいなかったらいつも言っているように気合が入らない。だからこの成績。ランナーがいたら張れるんだよね。初球から来い、インコース真っすぐ。それで、詰まりながらサードの頭に(運ぶ)。満塁とかだったら。ホームランという感覚はないんです、僕。チャンスの時ほどゆっくりバットを出して芯にボールを当てに行くか。そうすれば、勝手に飛んでいくんですよ。なぜそれができない(笑)。俺がね。やろうとしたんだけど違う。チャンスの時ほどゆっくり。芯に当たったらはじいて飛んでいくじゃないですか。止めたバットでもセンター前に行ったり、ヒットを打っていたから。そういうコツ。振らなくてもいいんですよ。やっぱり振りたいですけどね。いいタイミングでガーンと振った空振り、後ろへのファウルもアピールになるっちゃ、なりますけど。郡司くんなんか、ドラゴンズからファイターズに来て、初球に山本(由伸)くん(現ドジャース)からのセンター前で、もうレギュラーつかみましたから。あの1本はすごい。また山本くんというのが、アピールするにはものすごくいいピッチャーだったから」

 

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