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2025/12/05 18:45 NEW

池田隆英 阪神移籍の伏見に「みんな感謝」 大阪で出会った〝強烈なおっちゃん〟との思い出話も披露

選手会納会ゴルフで記念撮影する池田(左)と伏見

納会ゴルフでも仲むつまじい姿を披露

 日本ハムの池田隆英投手(31)にとって、阪神にトレード移籍した4学年上の伏見寅威捕手(35)は「友達みたいな」存在だった。

 先月24日に行われた選手会納会ゴルフでは、先輩女房役が「アイツ10キロ太って顔パンパンだけど大丈夫? 顔デカイけど、いい?」と体重増量中の右腕をイジりながら写真に収まるシーンもあった。

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積み重ねた努力が自信の礎

 今では、なんでも話せる間柄だが、伏見がオリックスからFA加入するまで接点はなかった。2023年の春季キャンプで、移籍したばかり女房役は注目の的。2軍キャンプに参加していた池田は、メディアを通してその様子を見ていた。「僕が引っ張って優勝させますみたいなことを言っていた」。その言葉に「めちゃ(ビッグ)マウスやん(笑)」と思わずツッコんだのが、第一印象だった。

 直接、会ってみると、いい意味でイメージが変わった。本拠地でのナイター開催日、朝11時までには球場入りし、試合の振り返り動画を見ながら対戦打者を研究していた。陰の努力を知り「この人と結果を残したいと思った」。全幅の信頼を寄せるようになった。

2023年5月10日のソフトバンク戦、九回2死、ソフトバンク・柳町から三振を奪い、伏見(右)とハイタッチを交わす池田

 

驚いたベテラン捕手の行動 打たれた後に…

 伏見が移籍1年目の23年、池田は勝ちパターンに抜てきされ、結果が欲しい時期だった。ある日の試合、伏見がミットを構えたところに投げたが、打たれたことがあった。登板後、すぐ声をかけられた。「ごめん。配球が間違っていた。俺のせいや。そう謝ってくるキャッチャーは、初めてでびっくりしました」

 経験豊富なベテラン女房役は、誰よりもチームのことを考え、行動していた。池田だけでなく、バッテリーを組んだ投手一人一人と真剣に向き合っていた。「全員に(伏見が)思うことをぶつけていましたね」。具体的な改善点を示し、いい方向に導いていた。「これまで黙って見ていましたけど、トレードが決まって、寅威さんの記事がたくさん出てきて。僕だけではなく、みんな感謝しているんだなと思いました」。あらためて存在の大きさが分かった。

忘れられない仙台の夜

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